言葉の「オアシス」ご存じですか?
今日も朝から、降ってきた言の葉を拾い集めて、こんなお話を書いてみました。
言葉のオアシス
オアシスと言えば・・・・関西のスーパーじゃなくて、関西というか大阪のスーパーは、玉出だろうと言う突っ込みは受け付けませんので。笑
本来的には、
「疲れをいやし、心に安らぎを与えてくれる場所。」
といった意味がありますよね。
心の安らぎという点に着目した、ちょっとした言葉遊びをというか、ご存じの方も多いと思うのですが、オアシス運動について思うことを書いてみようと思います。
実は、オアシス運動については、私は知らなくて、頭にふっと浮かんできたので、調べてみたら昭和30年代に長崎県長崎市伊王島町教育委員会に赴任中の社会教育主事・久間弘によって広められて急速に広まったそうです。
小学校の頃に習ったのかもしれないし、それがふっと思い出したのかもしれません。
結局、自分の閃(ひらめき)だと思ったのですが、すでに実践されているよと知って恥じ入っている次第。
さて、肝心のオアシス運動ですが。
オ「おはようございます」または「お疲れさまでした」
ア「ありがとうございます」
シ「失礼します(失礼しました)」
ス「すみません(すみませんでした)」
と言うシンプルな言葉です。
実は、私の事例で恐縮なのですが、オアシス運動に関するちょっとしたエピソードをお話ししたいと思います。
それは、1週間ほど前のことでした。
コンビニで買い物した際に、小銭入れを忘れたか落としたかで紛失してしまい、仕方なく新しい小銭入れを買ったのです。
店先で、ちょっと自分では高めの小銭入れを見つけ、店員さんに声をかけたのです。
たまたま別のお客さんと話をしていたようで、店員さんは、「ちょっと待ってくださいね」と別のお客さんに言っていたわけです。
そこで私も振り返り、先にレジを済ませる非礼を詫びて、
「すみません」
と言ったわけですが、その方も。ニコッと笑って、
「どうぞ、お気になさらずに」と言われるわけです。
そこで、下記のようなコミュニケーションが始まるんですね。
相手 「新しい財布買われるんですか」
私 「そうなんですよ、財布なくしちゃって、そこで高めのお財布買っちゃおうと思って」
相手 「私もこの財布4年使っていますよ、良いものは長持ちしますよね」
私 「そうですね、最近知恵が付いて良いものを買って長く使うようにしているんですよ・」
そんな会話をしているうちに、店員さんもレジを終えたので、私は釣り銭を受け取り、辞したわけですが。
時間にすれば数秒、お互いに声をかけるまでは何も知らない人同士、それでも、こんな風に短時間でコミュニケーションが図れるわけです。
「あ、割り込まれた」とか
「何でだよ、俺の方が先じゃないか」
みたいな不快感を相手に与えることはないんです。
常に心の中で意識しているわけでないですが、無意識のうちに「オアシス」が出来上がっているんですね。
私たちは、自らにこうして心の中に「オアシス」を意識してみるべきではないでしょうか。
特に最近はSNSの普及で、気にくわない人はブロックして終わりとか、そんな傾向が増えていますが。
今。最も現在人が求めているものは。
「オアシス」ではないでしょうか。
心のオアシスというか、お互い思いやる
オ「おはようございます」または「お疲れさまでした」
ア「ありがとうございます」
シ「失礼します(失礼しました)」
ス「すみません(すみませんでした)」
この言葉をみんな意識することなく、普通に会話の中で出来るようになれば、世に中は更に変わっていくのではないでしょうか。
そんな気がするのです。