写真とは別人のようなお相手が登場したときにどうする?
今度はマッチングアプリのプロフィール写真で顔がかっこいい人と実際に会ってみた。
その人はコーヒーが好きというので、雰囲気のいい喫茶店を調べて待ち合わせをした。
もっとマッチングアプリを楽しもうと気持ちを切り替えるために、自分から積極的にいくことにした。
本気デートの待ち合わせ場所に悩んだら、喫茶店がおすすめ。
川口葉子さんの『新・東京の喫茶店』には、ソロ活女子にもおすすめなくらい素敵な喫茶店情報がたくさん!
そんな気合いを入れて、楽しみにしていたデートはこちらが思い描いていた通りにはいかなかった。
一瞬、目を疑うほど、プロフィール写真とは全く別人のような男性が待ち合わせ場所にいて、こちらに向かってゆっくりと近づいてきた。
こういう場合のリアクションは事前に考えておくべきだった。
第一声が出てこない。
学生時代の写真?加工した写真?
無理があるにも程がある。
その人は常習犯なのだ。平然としていた。
思い切って「あのプロフィール写真はいつ頃の写真ですか?」とそれとなく聞いてみようかと思ったけれど、どう見ても同一人物とは思えない。
仕方なくその状況をそのまま受け入れてみようと努めた。
見た目じゃなくて、その人柄や内面と向き合うように頭を切り替える。
いったんプロフィール写真のことは置いておいて、目の前のことに集中!
喫茶店に入って、とりあえず席に着く。
あんなに大胆な写真をプロフィールにしておきながら、その男性はほとんど無言でシャイなのか、全く会話が弾まない。
私が一生懸命にさまざまな話題や質問を提供しても、すぐに会話が途切れてしまう。沈黙が気まずい。
そこでその日のデートは早めに切り上げることにした。
別れ際、その男性から「またデートしませんか?」と言われて、私は思わず絶句してしまった。
とりあえず、相手を傷つけないように笑顔で手を振り続けた。
帰りの電車で思わず、小さなため息をついた。
プロフィール写真がかっこいい人でうまくいく確率は低いに決まっている。
自業自得である。
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