デジタル時代における実店舗の存在価値
少し更新するのが遅くなってしまいました。今日、美容院で髪を切ったあと本屋に行きました。みなさん、本屋好きですか?僕は大好きです。とても落ち着くんですよね〜。
さて、今回もテーマ通り、デジタル時代における実店舗の存在意義について話します。
デジタル化がどんどん進み、今や紙媒体ではなく、電子媒体で本は読むって方も多いんじゃないですか?
例えばKindleなんかが有名ですよね。私もプライム会員ですので、Kindleのprime readingを利用して無料で本を読んだり、Amazonで購入したものを読んだりとお世話になっております。
電子書籍が台頭してきた結果、本屋さんの売り上げは低迷。書店が潰れてしまうという事態になってきました。
しかし、本屋のような実店舗にはAmazonなどのオンラインショップにはない魅力があるんです。
本好きのあなたなら共感してくれるかな?私が本屋さんに行く時はお目当てのものを探しに行くという感じではありません。「なんかおもしろいものないかな?」です。
実店舗の魅力、ずばりそれは体験ができるということです。本屋では、思わぬ本や知識との出会いがあります。店内をプラプラしていると気になるタイトルの本があります。そこに書いてある内容は人生を変えるほどの衝撃をあなたに与えるかもしれません。
本というのは多かれ少なかれ、著者の生き方や価値観がちりばめられているため、あなたの人生に影響を与えると言っても過言では無いのです。
しかしこれをKindleで実現しようとすると大変です。システム上、過去の購入履歴からレコメンドされた本が多数棚に並ぶため新たな分野の本や知識に出会いにくくなっているのです。
これはあらゆる業界に当てはまることです。デジタルの波が押し寄せたことで実店舗はオワコンかと思われがちですが、逆にこれはチャンスです。実店舗が顧客に提供できる価値の本質を見直すチャンスなのです。
本を読むまで知らなかったのですが、GUは渋谷に新たなスタイルの実店舗を展開したそうです。それは試着だけができる店舗なんです。つまり、いつものようにそこで買うことはできません。服についているQRコードを読み取りネットで購入します。
この試着しかできないお店は一見煩わしいようですが、様々なメリットがあるんです。
zozoなどのファッション通販の弱点はやはり、試着のしにくさでしょう。オンラインショップでも顧客が試着できるように工夫しているところはありますが、やはりそこは実店舗には叶いません。スタッフから着こなしのアドバイスを受けたり、悩みを相談することもできます。これがファッション業界での実店舗の価値です。
また、服は試着分のみを店頭に置いておけば良いので規模の縮小に繋がり渋谷のように土地の高いところでも豊富なラインナップで出店できるわけですね。また店員側もレジや品出しという従来の業務をしなくてよいので、試着案内やアドバイスに専念できるわけです。素晴らしいアイデア!
あと、個人的に思うことが一つあって。みなさん、ウィンドウショッピングってしますか?僕はお金ないんでよくするんですけど、入りやすいお店と入りにくい雰囲気のお店ってありますよね。
このように別れる理由って様々あると思うんですけど、1つに、買わなきゃいけないかなっていう不安とか焦りみたいなのがあると思うんですよ。
例えば、何やらお洒落そうな時計屋さんに入って格好いいな〜と眺めてたとします。すると、店員さんが現れて見てた商品について色々と力説してくれますよね。これは○○製でとか、このデザインがポイントでとか。しかし、この店員さんが一生懸命説明してくれたこの商品、僕は買う気がほとんどなかったりします。そんな時僕は、どうやって断ろうということばかり考えてしまいます。
でもショールームのように、売っているのではなく、展示されているような場所ってすごく入りやすいし、商品をゆっくり見れませんか?そして本屋のようにゆっくり見ていたらそれこそ商品との「出会い」があるんじゃないかと。
だからこのGUをはじめ、実店舗のショールーム化は、元からそこで買わないという前提によって気軽に店舗に入っていけて、その点においてもメリットがあるんじゃないかな〜って思いました。
書籍はまだ途中までしか読んでないので、全て読み終えたらまた何かあげるかもしれないです。今日はここまで。
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