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米国国税庁(IRS)による黒人納税者への不当な監査の実態が明らかになったスタンフォードの最新調査結果

黒人歴史月間+タックスシーズンということでタイムリーに。

スタンフォードの「人間を中心としたシステムやアプリケーション全体にAIを統合」することを信条とした研究センターからのリサーチ報告。DeepLありがとう。

バイデン大統領がすべての連邦政府機関に対し、そのプログラムが人種的・民族的公平性にどのような影響を与えるかを評価することを求める「人種的正義に関する大統領令(Racial Justice Executive Order)」に署名したことで初めて調査される運びとなった「人種間の監査されやすさの格差(=目のつけられやすさ)」。

これまではIRSに監査の公平性が確保されているか、それを調べる動機も、その能力すらもなかったらしい。

”Perhaps the most striking statistic is this: A single Black man with dependents who claims the EITC is nearly 20 times as likely to be audited as a non-Black jointly filing (married) taxpayer claiming the EITC.”
(訳:おそらく最も顕著な統計はこれであろう。EITC(低所得者から中所得者までを対象とした所得税控除)を申請する扶養家族のいる独身黒人は、EITCを申請する非黒人共同申告者(既婚者)の20倍近く監査される確率がある。)

うちの旦那もそうだけど、移民で苦労した親(注:往々にしてブルーカラー=デスクワークではないので身体がもたない場合が多い)が早々にリタイヤし、独身の頃から扶養家族として面倒見てる苦労人をエサにするなんて最低すぎる。あと、全米イチ有名なベイビーダディ=ニック・キャノンがEITC申請してたら確実に監査されてるだろうな。

こういう事実が明らかになるたびに、ワカンダ・フォエバー!って思う。
この国の、生活のすべての局面に確実に染み付いている差別と不公平、不平等。

今回、監査対象の選択方法が人種間の公平性に与える影響が明らかになったことで、研究チームはIRSに対し「監査選別システムによる人種的影響を緩和するためのいくつかのシナリオ」を提供するらしい。

正義とAIが融合して不平等なシステムにメスを入れてる感じ、爽快。

今自分が学生だったらこの領域(文系AI)かなぁ。

データは嘘つかないからね。グゥの音も出ない。

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