見出し画像

【北欧発】移乗福祉用具紹介その④~ベッド用起き上がりサポート/ベッドストリング~

こんにちは、RYOKOです!

今回は久しぶりの福祉用具関連記事。第4弾、床走行式介護ベッドスリングの福祉用具紹介いきます(^_^)/

前回の記事はこちらから

【ノルウェーのリハビリ施設でヘビロテ使用・大活躍】北欧発の移乗補助具を紹介!
【北欧発】移乗福祉用具紹介その①~立位補助器 Sara Stedy(サラ ステディ)~
【北欧発】移乗福祉用具紹介その②~立位補助器 Gripo(グリポ)~

【北欧発】移乗福祉用具紹介その③~床走行式介護リフトMolift Mover180(モーリフトムーバー180 )~

今回は、「ベッド用起き上がりサポート/ベッドストリング」をご紹介します。名前の通り、ベッドからの起き上がりが自立してできないけど、≪ひも≫をつかみながら上肢・コアの機能を使ってなら起き上がれる方へのサポート用具です。

利用者の方がベッドから座位に移動する際に使用し、座位に移動した後も、ベッドストリングを使って前方に体を傾けることができます。例えばベッド上で聴診器を使って少しだけ検査したい、などの場合にも使えます。

また、クッションやまくらのポジショニング、または着替えが簡単に行えます。

BedStringには8つの「ハンドル」があり、ストラップの右側と左側に交互に配置されています。これによって、利用者さんは必要に応じて両手を自然に使いながら起き上がることが出来ます。

動画での説明はこちら。

私の職場では主に大腿骨骨折の整形患者さんやフレイル高齢者患者さん、筋力はあるけど呼吸器系疾患で長時間同じ体勢を保つのが困難な方、下肢は弱いけど上肢やコアの筋力がある方へよく使われます。


ベッドストリングの利点と使用をおすすめしたい理由

1.設置が簡単で使いやすい 電子機器ではないので、機械に慣れていない方でも簡単に使用できますし、汚れたらすぐ洗えます。何より取付取り外しが簡単!

2.低コスト 他の電子機器福祉用具に比べてかなりの低コストなので購入しやすい。

3.整形の患者さんで後々は完全自立できる方によく使用  設置が簡単で低コストなので少しの間だけ何かサポート用具が必要な方におすすめ


使い方の注意点と対策(私個人の経験と感想をもとに書いてます)

1.使用前にかならず身体機能チェックを行う 起き上がりの際にスリングを使いながらバランスを維持できるのか、起き上がりに時間がかかる場合などは、呼吸器の状態はどうか、痛みは増強しないかなどアセスメントは必要です。

2. 適切な使い方のアドバイス 認知能力に低下のある方だと使い方が分からず間違った使い方をして逆効果になるかもしれません。私の職場では主に整形の若い高齢者の方に頻繁にしようしています。

3. 環境の整備 ストリングは割と長いので、使用前後にどこに設置しておくかなどを患者さんも含めスタッフ全員と話し合っておいた方がいいと思います。いざ使う時に手の届かない場所にあって使えなかった・・・などあるあるです。。。


皆さんの参考になれば嬉しいです!質問やコメントもお待ちしています♪

#介護リフト #福祉用具 #介護用品 #介護現場 #リフトケア #介護テクノロジー #患者移乗 #理学療法士 #作業療法士


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?