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ふじこ
2017年1月22日 20:58
ふりかえらなかったあの夜たちどまることさえせずに歩いた道呼びとめてくれることを期待していたあの日滲んだ視界にいくつかのひかりがふたりの別れを悲しむかのようにつめたい色で輝いていた通り過ぎる景色にはひとつずつ記憶が刻まれている忘れることなどできずにほら今もあなたの好きな歌をひとり繰り返している 雨がふりはじめると思い出すあなたの横顔傘を差しながら白い息を吐いた唇何度