
「御社と資本提携を希望している会社があります」M&Aおとり物件営業
M&Aを検討している場合、中小企業庁の「中小M&Aガイドライン」も参考になると思います。これは、M&Aに関わる関係者の適切な行動指針をまとめたものになります。
先日、このガイドラインをパラパラ見ていて目に止まったのが、「広告・営業の禁止事項の明記」の部分。
うちの会社にもくるんです。営業が。手紙やメール、電話なんかで。だいたいが「御社と資本提携を希望している会社があります」的な内容。
で、M&A会社の営業ってどうなっているんだろうと、Googleのサジェストで見てみたら、けっこう困っている人がいるようで。。苦笑

アドバンストアイのM&Aコンサルタントにこの話をしてみたら、
「あー、それは不動産のおとり物件のようなもの」
ほとんどの場合、具体的な買い手会社はいないし、売り手会社を見つけるための営業行為のようです。中小M&Aガイドラインでは、以下のような広告・営業禁止事項が書かれています。
要約すると「誤解させるような表現はやめましょう」ということだと思うのですが、そういった営業が多いということなのでしょうね。。
譲り受け(譲り渡し)の意向が無い企業若しくはその意向を確認していない企業又は実際には存在しない企業に関して、譲り受け(譲り渡し)の意向があると偽り又はそのように誤認させるもの。
譲渡額の水準について過大なバリュエーションを提示するもの。
譲り渡し側(譲り受け側)の収益・財務状況、今後の見通し等の情報について、事実に相違する、又は実際のものよりも優良であり、若しくは有利であると依頼者を誤認させるもの。
その他M&Aの成立の可能性や条件のうち、不確定な事項について確定的な判断を下すもの。
そういえば、少し前にアドバンストアイの採用コンテンツのプチリニューアルを行ったんです。そのとき、他のM&A会社さんは、どういった採用コンテンツを用意しているのかな?と、いろいろな会社のウェブサイトを見てみたのですが、
そうしたら「平均年収〇〇万円越え!」「高いインセンティブ!!」といった強烈な言葉が並べられている、とある会社の採用情報のページに驚愕したのですが、、(※注意:ほとんどが、きちんと会社の想いを伝えている採用HPです!)
さらにその会社の口コミを見てみたら、営業電話に関するクレームの書き込みがとんでもないことに。。。
「高いインセンティブ→稼ぐぜ!ガンガン営業→営業された人たち困惑」
という構図だと思うのですが、なかにはインセンティブを得るために強引にM&Aを進めようとする担当者だってでてくるだろうし、言葉を選ばすにいうと、お金を稼ぐことが目的で、M&Aがその手段になっているような。
とはいえ、それは一部の人だけで、ほとんどの会社が、依頼者のために誠実に取り組んでいると思います。
なので、M&A会社を検討するときは、その会社の採用情報を見てみるのもいいと思います。その会社が、どんなM&Aコンサルタントを求めているのか、どういった会社にしたいという会社の想いがわかるから。
そして、経営者がM&Aを検討するときは、受動的な姿勢ではなく、積極的に情報を集めて、信頼できるM&Aアドバイザーを見極めることが大切だと思います。
最後にアドバンストアイの営業のようになってしまいますが、PRをさせていただけたら!笑
アドバンストアイは、「依頼者のために最善を尽くすために、我々は『仲介』形式のM&Aはしない」と採用情報で宣言していますが、この企業理念に共感するM&Aアドバイザーと一緒に働きたいと思っています。
もちろん強引にM&Aを進めることは絶対ないですし、安心してご相談していただけたらと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
引き続きどうぞよろしくお願いします。
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