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今日からあなたも起業家!?『そうか、これが創業なのか~孤独に闘うパン職人永田の挑戦~』

記念すべき第1回の投稿になります。
つたない文章ですが、お付き合いいただければ嬉しいです。

 今回ご紹介させていただく本は、『そうか、これが創業なのか~孤独に闘うパン職人 永田の挑戦~』(大庭聖司著、全力舎)です。

 この本はサラリーマンとして平凡な主人公の永田が、脱サラしてパン屋を創業するというストーリーになっています。

「お仕事頑張ります小説かぁ」と思ったそこのあなた!

確かに物語は自分で立ち上げた仕事をひた向き頑張る主人公の姿がメインになります。
しかし、圧倒的に他の小説と違う点があります。
それは、主人公を通じて自身が「創業者」になったかのように創業を追体験ができる点です。

・本書のおすすめポイント


・「創業」を追体験できる

 この本の魅力的な点は主人公の永田の視点を通して、「創業」を追体験できるところです。何かを創業する、高い目標に向かって進む小説は多々ありますが、創業のプロセスを書いた作品はなかなか無いかと思います。
 例えば、開業資金について。創業する業種やサービスにもよりますが、ほとんどの場合、開業資金が少なからず必要となります。創業するにあたり必要となる資金の調達や行政の創業支援施策や補助金、また創業後に起こりうる可能性があるトラブルなど創業のリアルついても描かれています。
 すでに調べて知っているという方もいるかと思いますが、創業を思い立ったばかりで右も左もよくわからない、何をすればよいかわからないといった新米創業者にはすごく参考になる内容となります。

・主人公を取り巻く環境の変化や成長に注目

 創業をすることで自身を取り巻く環境変わります。そして環境変わることで自身にも変化が現れます。
 主人公の永田は家族持ちのサラリーマンで、会社ではパッとしない存在でとあることがきっかけでパン屋創業を決意し、実行します。それにより生活環境、家族環境、はたまた永田の人生にまで変化が起こります。またその変化の中で、永田が成長していくところもこの物語の見どころの一つです。

・自分の生き方について考えさせられる

 主人公永田は自分の人生、家族の未来を考え創業の道を選び、進みました。
 人生は選択の連続です。自分の人生や生き方、家族の未来を創る選択肢は数多くあるのだということを気づかされました。
皆さんはどうでしょうか。
今の仕事で満足している人、永田のように平凡で将来に不安を感じている人、今の仕事が嫌で転職を考えている人など様々だと思います。この本を読むことで、自分の生き方やこれからのキャリアプランを見つめなおすきっかけになるかもしれません。

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