工務店・リフォーム会社が不動産業を始めるメリット、空き家問題から考える
★空き家問題はビジネスチャンス
新設住宅着工戸数は、2023年度の80万戸から、2030年度には77万戸、2040年度には58万戸と減少していくと言われています。昨今の工事原価の上昇が新築減少に拍車をかけています。中々仕事がない、案件はあるけど遅れていて困っていると言う業者さんもいらっしゃいます。
そんな中2030年には、日本の空き家問題がさらに深刻化すると予測されています。2040年空き家数全国予測マップを下記のサイトで見ることができます。
https://www.nhk.or.jp/minplus/0145/topic001.html
この問題に対処するために、工務店が不動産部門を持つことのメリットがあります。
空き家の修繕・リノベーション:
工務店は建築業界の専門知識を持っており、空き家の修繕やリノベーションを行うことで、空き家を再利用しやすくすることができます。これにより、空き家の数を減らし、地域の活性化に寄与します。
賃貸管理:
工務店が不動産部門を持つことで、空き家を賃貸物件として管理することが可能になります。これにより、空き家を新たな住民に提供し、売上を作ることができます。
地域のニーズに応じたサービス提供:
工務店は地域のニーズに応じたサービスを提供することができます。例えば、高齢者向けの住環境改善や、子育て世代向けの住宅改修など、地域の特性に合わせたサービスを展開することで、空き家問題の解決に貢献しながら売上を作ることができます。
不動産部門を持つことで空き家の流通に関わることができ、それにまつわる工事を受注することができます。不動産という切り口で本業とシナジー効果がある業態進化になります。