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無意識の偏見:日本社会に潜む「多様性」の落とし穴

おはようございます!
あきた創生マネジメント代表の阿波野聖一です。本日は「多様性って何だろう?」というテーマについてお話しします。このテーマについてはこれまでも触れてきましたが、改めて考え直す機会があり、多様性の本質を再確認する重要性を感じたため、再度取り上げたいと思います。


多様性の定義:違いを知ることから始めよう

私が考える多様性とは、お互いの違いを知ることです。同じ価値観を持つ人はほとんどいないという事実を前提に、違いを理解することの前に、まずその違いを知ることが大切だと考えています。これが多様性の本質ではないでしょうか。

私たちは、多様性の中で生きているはずなのに、いつの間にか自分と異なる価値観や意見を持つ人を「間違い」と捉えたり、違和感を感じたりしてしまうことがあります。また、少数派(マイノリティ)が間違いで、多数派(マジョリティ)が正しいとみなされる風潮も依然として残っています。しかし、実際には多数派の中でも一人ひとりは異なり、それぞれが違うのが当たり前なのです。

違いを認め合うことの難しさと重要性

多様性について話すとき、しばしば「お互いを理解し合う」ことが求められます。しかし、理解し合う前に、まずお互いの違いを知ることが出発点であるべきだと感じます。違いを知り、その上で「自分とは違う」という事実を認識し、それを理解すること。これが本当の意味での多様性を実現する第一歩だと思います。

多様性を単に「理解するべきもの」として捉えると、むしろストレスを感じることがあります。それよりも、違いを知り、その違いを楽しむくらいの気持ちで接することが、より自然で有意義ではないでしょうか。

外国人との共働きから得た気づき

私たちが多様性について深く学んだのは、外国人労働者と共に働く経験からでした。外国人は見た目で日本人との違いが一目瞭然です。そのため、違いを知ることが容易であり、それが学びのきっかけとなりました。一方で、日本人同士で働いていたときには、多様性の意味すら気づけなかったのです。この経験を通じて、日本人の間にも多様性が存在していることを再認識しました。

特に印象的だったのは、「違いは間違いではない」という教えです。価値観の違いが誤りではなく、単に個々の見方の違いにすぎないという事実を学びました。これにより、他者の意見に対しても、「それは間違いだ」と判断するのではなく、「あなたはそう思うのですね。私はこう思います」と冷静に受け止められるようになりました。

自分の意見を持つことと多様性の実践

多様性の中で生きるとは、自分の意見や考えをしっかりと持ち、それを表現することでもあります。他者と異なる価値観を持つことを恐れず、「あなたはそう考えるのですね。私はこう考えます」と伝えることが、多様性を実践する鍵です。これにより、自分らしく生きることができ、人間関係においてもより自由で楽な姿勢を保てるようになるのです。

人からどう思われるかを気にしすぎるのではなく、自分の考えを大切にすること。その上で、お互いの違いを尊重し合う社会を築いていくことが、多様性の本質的な意義ではないでしょうか。

リーダーとしての多様性の実践

リーダーや経営者として、多様性を尊重する姿勢は特に重要です。自分の考えをしっかりと伝え、必要なときには言うべきことをはっきりと話すこと。それが、組織内での多様性を実現するための第一歩となります。

そのため、私たちは「価値観共有研修」を定期的に実施しています。この研修では、海外人材だけでなく日本人スタッフも共に、自分がそのとき何を思い、何を感じたのかを共有し合います。これにより、違いを知り、理解を深めるプロセスを全員で経験しています。

多様性が生きるチーム作り

これからも私たちは、多様性が生きるチーム作りを目指していきます。一人ひとりの違いを尊重し、その違いを活かすことで、より強いチームが生まれると信じています。

今日は「多様性って何だろう?」というテーマについてお話ししました。多様性を受け入れ、それを楽しみながら活かすことの大切さを、今後も発信していきたいと思います。

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