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美容医療の闇「直美」って何? インフルエンサー医師に騙されないための3つのポイント

「インスタで人気の美容クリニック、本当に大丈夫?」
「フォロワー数が多い=名医なの?」
「インスタでよく見るから有名なのかな?」

近年、美容医療業界で
「直美(ちょくび)」と呼ばれる医師が増加し、
問題視されています。

彼らは、SNSでの情報発信に長け、
一見華やかに見えますが、その実態は…?

この記事では、美容に1000万円以上を投資し、
数々の失敗も経験してきた私
が、
「直美」問題の真相と、賢い消費者になるための
3つのポイントを解説します。


「直美」って何? なぜ問題なの?

「直美(ちょくび)」とは、
医学部卒業後、2年間の臨床研修を終えたばかりで、
すぐに美容クリニックに就職する医師のこと。

例えば、
2018年 〇〇大学 医学部卒
2018年 〇〇大学病院 形成外科勤務
2020年 △△美容外科 勤務

という経歴の医者がいた場合、

「あの大学病院で医者やってたんだ!」
と思ってしまう人もいると思います。

しかし、よく見てください。
勤務していたのは医学部を卒業して、
その後の2年だけですよね。
これは、研修医としての2年だけということです。

研修が終わったあと、
すぐに美容外科に来ているということになります。
これは「直美」です。

研修医として2年働いたところで、
そこまでの腕はありません。
医師として専門医の経験はほぼゼロと考えてよいです。

「直美」は、
地方の医師不足が深刻化する中、
高収入に惹かれて美容医療の道に進む若手医師が増えている
ということで、問題視されています。

一般的な医師の年収が700万〜800万円、大学病院の教授でも1000万円前後であるのに対し、大手美容クリニックでは、1年目から2000万円超えも珍しくありません。SNSでの集客に成功し、カリスマ院長となれば、年収1億円を超えることも夢ではありません。

https://news.yahoo.co.jp/articles/552a7f23d1ff8908bb5db946024f5bfc3cee177f

しかし、ここで問題となるのが、
「直美」医師の経験不足と、美容医療業界の特殊性です。


美容医療は「SNS8割・技術2割」!?

美容医療業界は、残念ながら、
技術力よりも集客力が重視される傾向にあります。

「どれだけ指名をもらえるか」が医師の評価に直結するため、
SNSでの情報発信が非常に重要視されています。

そのため、容姿端麗でSNS映えする「直美」医師は、
クリニックにとって非常に魅力的な存在。

技術力は二の次で、SNSでの集客力があれば、
すぐに院長に抜擢される
ケースも少なくありません。


「ヒアルロン酸のプロ」は本当にプロ?

SNSで
「ヒアルロン酸のプロ」
「二重埋没のプロ」

などと自称する医師を見かけることがありますが、
私自身は、注意が必要だと考えています。

これらの肩書きは、
特定の施術しか経験がない
簡単な手術したできない
ことの裏返し
である可能性があります。

万が一、何かが起こった時、
対応力がほとんどない
可能性が高いです。


施術前のメイクは落とすのが常識!?

SNSで美容医療の施術動画を見たことがある方は、
疑問に思ったことがあるかもしれません。

「なぜ、メイクをしたまま施術しているの?」

本来、施術部位は、メイクを落とし、
消毒して清潔な状態で行うのが基本です。

しかし、SNS映えを重視するあまり、
メイクをしたまま施術を行うクリニックも存在します。

これは、感染症のリスクを高めるだけでなく、
施術の効果にも影響を与える可能性があります。

このような投稿をしているクリニックには、
私は絶対に行きません。


賢い消費者になるための3つのポイント

「直美」医師や、SNSでの誇大広告に騙されないためには、どうすれば良いのでしょうか?

自分が求める顔になることはもちろん、
自分の身を守るためにはどうしたらよいのか。

失敗で人生を台無しにはしたくないですよね。

鼻整形で感染した
二重切開の傷跡が汚い
ヒアルロン酸注入で麻痺が残った

など、色々な話を聞きます。

それらは、病院選び、医師選びに関する
"正しい知識"を持つ
ことで
防げる可能性が高くなります。

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