過発酵のパンを食べながら「お客様の声」について思う
こんにちは。
昨日のことでした。
雨降りの景色を眺めながら、何か面白いことないかなぁ…と、長〜いスティックパイを焼いたbakerです。
(昨日、つぶやきに書きました)
で、昨日の Zopf stick pie(三つ編みパイ)は、こんな感じでした。
長さ25センチはあろうかと。
昨日、商品を出した初日のことでした。
早速「食べにくい」との声が。
その声を受け、今日はトップ画像のように姿を変えました。
これはきっと、改善かも知れません。
お客様の声は可能な限り聞くことにしています。
「だからブレるんだ!」と、非難される時もあるけれど…。
・・・・・・・
有名店のパン。
香りを嗅いだ瞬間、何だかあやしい…。
一口食べて、やっぱり!
過発酵の味がしています。
此処らじゃ飛ぶ鳥を落とす勢いの人気店の菓子も、
何を間違えたか?気絶しそうに塩っぱかったこともある。
だけど人気店や有名店だから、みな何の疑問も感じずに「美味しいね〜」。
それ、ほんと??
本当にそう思ってるの?
人気店、有名店と聞いたら、その言葉に洗脳されちゃって、
お客様は気づかないのかしら?
気づいても、気づかないフリなの?
私は、幾つになってもアホだから、
「わっ!過発酵臭い!」とか「これ塩っぺぇスイーツ!」とか、
つい口にしてしまうけど…。
・・・・・・・
お店に対してどうしたかって?
私?
そうね…私も〝口にチャック〟しました。
だって…相手が人気店だし、有名店だし。
この味は、間違いなく「この店の味」なのかも知れないし。
それに対して物申すなんて、余計なお世話と言うものだ。
・・・・・・・
無名店の当店は、不思議といろいろな声を寄せて頂く。
素直に有り難いと思う。
有る事無い事、不満をぶつけに来られる方もいます。
それもまたおばちゃん1人でやってる小さい店だから、何しろ言い易い。
〝無名ならでは〟だと思う。
・・・・・・・
こんな無名店をやっている私は、
もっと〝こうして欲しい〟の声に、素直に耳を傾けることにしています。
だって、有名店じゃないからこそ〝率直に言ってもらえる〟のだから。
1人営業だと、気づかないことって、多々あります。
〝面白そうだから〟なんて遊び心で商品化して、お客様からお叱りの声を頂戴するなんて、実は今回が初めてじゃない。
一応、経営者として言うと、お客様の声がすべてじゃありません。
しかし、時として〝天の声〟かも知れないから…素直に耳を傾ける。
お客様も、その声も大切。
仮に当店が有名になったとしても〝率直に言ってもらえる〟店のままでいたい。
と、過発酵のパンを食べながら思うのでした。
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