クリスマスでもないのに…

有り難くもないお客様、台風のお陰で雨降りの週末でもあり、８月最後の土曜日でもある。

明日は９月１日。
今年、残すところ４ヶ月。
早いものだ。

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以前、投稿したように当店は そろそろ発酵系菓子を卒業予定でいる。

そこでクリスマスでもないのに…クグロフ。
まるで卒業制作のようだ。

この菓子はパンのようにイーストで発酵させて焼きあげる。
その後、シロップに浸す。
じっくり、じっくりと浸し込む。

シロップはアルコール系でもバター系でも良い。
じんわりと、そのシロップが生地に染み込む。
その過程で味わいが変化する。

大きな声では言いたくないが…
実はこのシロップ漬け生地菓子というのは、流行らない店にはお誂え向きなのだ。

なにせ、冷蔵保存しながら熟成されるかのように味わいが変化し、
焼菓子のなかでもダントツに日持ちがする。

しかし発酵系菓子は、是を以て終了としたく候。

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クリスマスでもないのに…と思いつつ、発酵系菓子の終わりを告げる。
何かが終われば、何かが誕生する。

〝思い〟は、ちょっとしたクリスマスかも知れない。