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生き残った者の傷
「 アトランティス」を鑑賞しました。
ウクライナとロシアの戦争が終わって一年後、2025年を描いた作品。
まさしく、今こそ観なければならない作品です。
作品の解説と見どころ、鑑賞の際の注意点をネタバレ無しでお伝えします!
STORY
ロシアとの戦争終結から1年後の2025年。戦争で家族を亡くし、唯一の友人も失った孤独な主人公セルヒーが、兵士の遺体発掘、回収作業に従事するボランティア団体の女性との出会いをきっかけに、自らが“生きる”意味と向き合っていく姿を描く。死に覆いつくされた世界を漂流する生のはかなさと、そこに芽生えた愛の尊さをサーモグラフィー・カメラが鮮烈に映し出す。
重いですが、とても大切なテーマですね…。
暴力やエグいシーンは控えめ
戦争ものながら、激しいドンパチはありません。
ただ、戦争によって負った、心の傷に悩まされる描写はたくさん出てきます。
落ち込んだ時に観ると、深く刺さりすぎるかもしれません。
なるべく、心も身体も元気な時に鑑賞することをオススメします。
サーモグラフィ
ポスタービジュアルにもある、サーモグラフィの映像で映画が始まり、そして終わります。
ただ、最初と最後のサーモグラフィは全然意味合いが違います。
人間の生とは。戦争とは。
比較しながら、考えて観ていただきたいです。
愛しかないのかも
この映画を観て感じた、最大のポイントでした。
家族や友達を失い、それでも生きていく主人公セルヒーを支えたのは、一人のパートナーとの出会いでした。
愛や平和って、言葉にするとどこか薄っぺらく感じてしまいますが、苦しみを乗り越えるためには、「愛」が必要不可欠なのだなと思います。
戦争で負った傷を少しでも癒すことができるのは「愛」やそこから芽生えた「新しい大切なもの」なのです。
主人公セルヒーの最後のセリフがとても印象に残りました。
『普通には戻れない 受け入れて生きていくしかない』
普通を根本から破壊する戦争。
愛であれ、何であれ、それを忘れさせることはできない。
受け入れつつ、少しでも希望に向かって進んでいくしかない。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「戦争」で生き残ったとしても、傷は深く残り、決して普通に戻ることはできない。
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