ぼんやり見ちゃダメ「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」
映画「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」を鑑賞しました。
クスッと笑えるような、独特の雰囲気の作品。
公式HPの著名人コメントも、ゆる~いものが多かったのですが…
完全に油断しました。
あまり「ぼんやり」観てよい映画ではなかったです…!
はじめに
「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」は2020年に公開された作品です。
テアトル系列で公開されていたのですが、タイミングが合わず、見逃していた作品でした。
Amazon Prime Videoの観放題に追加されていたので、拝見。
サンキュー。ゾンプラ。
ゆる~い映画かと思っていたら、完全にカウンターを食らいました…。
ユーモラスだけども…
全体的に、ユーモアたっぷりで、大いに笑える作品ではあります。
お二方のおっしゃる通り。テリー・ギリアム風味の毒をおびた笑いに近いです。
日本映画としてはとても斬新。
私はこういった毒を食らうのが好きなので、池田監督の次回作も必ず観ます。
だからこそ切なさが強い
繰り返しになりますが、ただ楽しいだけの映画と思い込んではいけません。
一つまみの切なさが強烈に心に染み入ります。
終盤は胸が苦しくなりました。
戦争って、武器って、音楽って何なんだ。
強烈に問われますよ。
社会風刺たっぷり
「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」には、ユーモアの中に社会風刺がたっぷり盛り込まれています。
これらのメッセージをキャッチできれば、優秀な鑑賞者といえるでしょう笑
モラハラ 女性差別 パワハラ 障害 権力者の息子 そして戦争。
特に戦争の愚かさを強く皮肉っています。
誰と、なぜ争っているのか。現場の人々はほとんど知らない。
煮物屋のおじさんのほうが知っている。
世の中そんなものなのかもしれません。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」はテリーギリアムのような独特の雰囲気で、これまでの日本映画にはない斬新さを味わえます。
しかし、その分、切なさや社会風刺が、強烈にフックしてくる作品でした。
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