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『Mommy』私は疑う視座を持ちたい

和歌山カレー事件。1998年7月25日に発生したあまりにも凄惨な出来事。

ご存知ですか?

平成とともに育った私としては、少年時代に起こった事件の中でも特に印象に残っています。間違いなくトップ10。

私はまだ小学生だったんですが、当時の報道ってもう、とにかく林真須美は超極悪人。夏祭りという子どもも大人も楽しみにしている幸せなイベントで死者が出たということでその凄惨さも相まって連日テレビや新聞を賑わわせていました。かなり長かった印象です。私の地元の祭りでも、カレーとか汁物は出しちゃいけないよねっていうムードでした。

私も当時の印象から、林真須美はすんごく悪い人だっていう印象を確かに抱いてました。猟奇的な殺人犯だと。

だから、この映画が公開されること自体、かなり衝撃だったんですよ。

当時は今と違って、テレビの報道は正しいものだと思い込んでました。

しかし、フジテレビの件、兵庫県知事の件、また、『正体』のような映画を観た今、テレビでやってることを疑う姿勢とか、世間からある程度断罪されている人たちに目を向けることも大切なんだろうと思ってます。

ここから先は、ブログにて本作の感想をお伝えしていこうと思います。

真偽に迫るというよりも、映画を観て得た情報を基に、私がそのまま感じたことをお伝えします。

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