「ラ・ラ・ランド」を3つのフェーズで楽しもう。
「ラ・ラ・ランド」をAmazon Prime Videoで鑑賞しました。
人生二度目の鑑賞です。
はじめに
第74回ゴールデングローブ賞ではノミネートされた7部門すべてを獲得し、第70回英国アカデミー賞では11部門でノミネートを受け、6部門を受賞した。第89回アカデミー賞では『タイタニック』(1997年)、『イヴの総て』(1950年)に並ぶ史上最多14ノミネート(13部門)を受け、監督賞、主演女優賞(エマ・ストーン)、撮影賞、作曲賞 、歌曲賞(『シティ・オブ・スターズ』City of Stars)、美術賞の6部門を受賞しました。
恐ろしいほど高い評価を受けた作品です。
しかし、私は初見で、
「あまり面白くないなぁ。過大評価なのでは…?」
と感じてしまいました。
2度目の鑑賞では、
「こりゃあ、とんでもない映画だぜ…!」
と感得しました。
恐らく、映画を観る視点や、映画に関する知識が高まったからだと思います。あの頃はまだ青かった…。
今回の記事では、「ラ・ラ・ランド」の楽しみ方を3つのフェーズでご紹介します。あなたはどのフェーズでしょう??
フェーズ1「俳優、色、音楽を楽しむ」
フェーズ1は、最もシンプルな楽しみ方。
「俳優の魅力や、豊かな色彩、軽快な音楽を楽しむ」というものです。
エマ・ストーンの若々しく甘酸っぱい表情や、
ライアン・ゴズリングのニヒルな雰囲気。
そして色鮮やかなコスチュームや演出。
物語の随所に流れる軽快なミュージカル。
これだけでも十分に楽しめます。
特に、色使いは必見で、ヒロインがときめく時は、緑色が使われたり、心境やその時の立ち位置によって、身に着ける服の色彩も変わっていったりします。
フェーズ2「映画との繋がりを楽しむ」
フェーズ2は少し知識が必要。
「これまでの映画との繋がりを楽しむ」というものです。
「ラ・ラ・ランド」は、
「シェルブールの雨傘」と、
「ニューヨーク・ニューヨーク」
という作品がもとになっているといっても過言ではありません。
特に結末は「シェルブールの雨傘」とほとんど同じです。
詳しくはこちらをどうぞ👇👇
他にも、名ミュージカル映画「雨に唄えば」や「巴里の恋人たち」などとも類似点やオマージュがたくさんございます。
一通りミュージカル映画の名作を鑑賞してから「ラ・ラ・ランド」を観ると、デイミアン・チャゼル監督がどれほどこだわって、意識して作ったかがよく分かると思いますよ!
フェーズ3「監督に寄り添って楽しむ」
最後のフェーズ3は「監督に寄り添って観る」というものです。
デイミアン・チャゼル監督は、非常に勉強家で、こだわりの映画作りをしています。
その努力やこだわりの甲斐あって、数々の栄誉を得ることができたのでしょう。
勉強したのは言わずもがな、映画全般に関わることに加え、フェーズ2で紹介したミュージカル映画についてです。
また、撮影に対するこだわりが半端じゃない。
①タップダンスのシーン
②高速パン
③JAZZは殴り合い
④渋滞のシーン
これら4つのポイントをブログで解説します。かなり具体的でマニアックな内容となっております。
「ラ・ラ・ランド」を芯から味わいたい方は必見です。👇👇
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「ラ・ラ・ランド」の楽しみ方を3つのフェーズで紹介しました。
映画は、何となく観るだけではもったいないです。いろいろなことを知った上で、もっともっと楽しみましょう♬
ブログでは映画の情報を詳しくお届けしています。ぜひ遊びにいらしてください!