映画「デュアル」の楽しみ方
映画「デュアル」を鑑賞しました。
人によって評価の様々なこの作品。
観てみて納得。真剣に観てしまう人と、笑ってしまう人とがいるであろう作品です。
厳しめの評価も多い今作ですが、私は結構好きでした。
その理由や見どころを解説します。
STORY
予告もあらすじも、結構本格派SFスリラー・サスペンス風味ですね。
しかし、入り込みすぎず、コメディを観るように味わうといい作品です。
ドタバタコメディ
ストーリー全体が、ドタバタしてます。
急展開が非常多いです。
撮影したシーンをたくさんカットしたのでしょうかね…。
①いきなり発病
②いきなり不治宣告
③いきなり略奪
④いきなりトレーニング
⑤いきなりドッグ
⑥いきなり和解
⑦いきなりエンド
といきなりすぎる展開が盛りだくさんです。
このいきなりなストーリー展開により、登場人物がみな冷徹な感じが出ます。
また、静かにたんたんと急展開が起こるので、終盤は「あと15分でどう終わるんだ?!」と手に汗握りました笑
このいきなり感を飲み込めるか、俯瞰して「そういう映画だ」と思えるかが、この映画を楽しめるかどうか大きく分かれるポイントです。
楽しめるならば、結構面白いところもあります。
意外とメッセージあり
自分と全く同じ見た目のクローンの登場を軸に、結構しっかりしたメッセージが込められています。
怠惰な日常の打破
ひとつは、怠惰な日常を打破すれば、人生が豊かになるというメッセージです。
主人公は、スマホ・ポルノ動画・安酒・ジャンクフードと、かなり怠惰で張りの無い日々を過ごしていました。
恋人や母親とも何だかうまくいっていない感じです。
しかし、クローンとの闘いが決まってからは、トレーニングに励み、トレーナーと共に非常に充実感のある顔へ変わっていきます。
死地にあっても、怠惰な日常を捨て、目標に向かって懸命に励めば、人生は輝きだすというメッセージがこもっているのです。
完全の憂鬱
もう一つのメッセージは完全に見える人にも憂鬱に感じることはあるというメッセージです。
クローンは、オリジナルよりも見た目も性格もよく、オリジナルの人生を奪ってしまいます。
優しく、美しいクローンに母も恋人も惹かれていきます。
一見楽しそうな日々を送っているように思えますが、クローンも他者に対する不満や性格の不一致はあるようです。
美しく若々しい見た目も、小さなシミやしわがとても気になっています。
美しい人や優しい人も、決して順風満帆ではないというのがよくわかります。
SFとしての見どころ
SFとしての見どころもありました。
特にクローンに関する設定はいい感じです。
詳しくはこちらで👇👇
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「デュアル」の見どころを解説しました!
真剣に観すぎず、俯瞰して観られれば割と楽しめる作品です。
ブログでは更に詳しく情報をお届けしています。ぜひ遊びにいらしてください!