「CURE」邦画におけるサイコスリラーの代表作
あんた誰だ?
あんたの話を聞かせてくれよ。
映画「CURE」を鑑賞しました。
黒沢清監督が、国際的にブレイクするきっかけとなった作品。
東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、役所広司が最優秀男優賞を受賞しています。
1997年に公開された作品ながら、ジャパホラ好きの間では、今でも名作として語られることが多いです。
今回の記事では、映画「CURE」の見どころを紹介いたします。
これを読めば、今作がなぜ名作と呼ばれているか納得いただけるはずです!
ストーリー解説を加えた完全版はこちら👇👇
STORY
かなり面白い設定ですよね。
異なる人物が、同じ手口で惨殺を紡ぐなんて…。
不可解過ぎて、気になり過ぎます。
私と「CURE」
私は今でこそホラー大好きですが、当時まだ10才にも満たないお子様でした。
1998年に公開された「リング」が、金ローで放映されていたのを、ブルブル震えながら観たり、ノストラダムスのオッサンの予言にビクビクしたりしていました。
そのため、「CURE」は名前すら知りませんでした。
こんなすごい作品が、あったなんて…。
大変驚きです。
タイトル「CURE」
”CURE”は、病気を治す治療を指す意味の言葉です。
なかなかシャレの効いたタイトルです。
当初のタイトルは「伝道師」でしたが、当時社会的に大きな問題となっていた"オウム真理教事件"を連想させ、宗教的な犯罪映画だと誤解されることを考慮し、「CURE」に変更されました。
大正解ですね。
"CURE"治療する
こちらの内容はブログで👇
ストーリーがよく分からなかった人はぜひお読みください。
紐解くヒントをお伝えします👇
ゾッとするシーン
「CURE」には、背筋が凍るような、ゾッとするシーンがたくさんございます。
”冒頭のポップな音楽に載せた惨殺”のギャップに戸惑い。
”警察官が白昼堂々、派出所前で同僚を撃つシーン”の旋律を覚え。
”間宮の住居を訪れた後のフラッシュ”に震えます。
また、このシーンは、「シャイニング」のダニーのフラッシュによく似ています。自身が洗脳されたかのような錯覚に震えることでしょう…。
役所広司の演技
「CURE」は、ほとんどがワンシーンワンカットで撮影されたそうです。
黒沢清監督は、映画の詳細や、シーンの真意について多くを語らず、主演の役所広司に演技を任せたそうです。
「Shall we ダンス?」で主演を務めて以降、大変人気のあった役所広司。
彼の演じる役は、はたして、いい人なのか悪い人なのか。強い人なのか弱い人なのか。頼りないのか情けないのか。
そういった幅の広さがある役所広司だからこそ、この映画が、独特のミステリアスさや難解な雰囲気を醸し出しているわけであります。
もちろん、萩原聖人も重要なキーマンです。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画「CURE」の見どころを解説しました。
邦画にも「セブン」や「サスペリア」のような猟奇的なサスペンスホラーがあることを実感できるでしょう!
ブログではホラー映画に関する情報をたくさん紹介していますのでぜひ遊びにいらしてください!