「逆転のトライアングル」あなたは笑えるか?!
カンヌ国際映画祭パルムドール受賞のブラックコメディ。
あなたは笑えますか?
映画「逆転のトライアングル」を鑑賞しました。
なんといってもパルムドールですからね…。
自身の映画鑑賞眼を試される作品です…!
若干クセのある内容なので、少しでも理解を深めるための解説をいたします。
ストーリーの内容に関するネタバレはございませんので、鑑賞前後にぜひお読みください!
タイトルについて
今作、「逆転のトライアングル」という邦題が付されていますが、原題は「TRIANGLE OF SADNESS」なので、直訳すると「悲しみのトライアングル」になります。
これは、美容用語で、眉間にできる皺を指す言葉です。
眉間に皺ができてしまうような苦労をしている人々と、そうでもない富裕層との軋轢を描いていますので、原題からイメージすると、映画をより適切にとらえることができます。
なぜこういった邦題になってしまったのかはこちらをお読みください👇
3つの章からなる
今作は大きく3つの章に分かれています。
”トライアングル”というタイトルにはそういった意味もあるそうです。
”モデルのカップル” ”クルーズ” ”サバイバル”の3つですね。
後ろの章にいくにつれ、徐々にストーリーが長くなる、小説のような味わいがありますよ。
3つの〇〇からなる
また、”トライアングル”にはもう一つ意味がございます。
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コメディ映画
今作はコメディ映画になります。
リューベン・オストルンド監督は「フレンチアルプスで起きたこと」でも、気まずい状況の中で起こる、ネチネチとした人間模様を描いていました。
この人間模様の描き方が絶妙で、共感できるシーンが度々現れ、何だかドキッとしてしまうこともしばしば。
2022年に公開された「ザ・メニュー」のような、笑っていいのかいけないのかわからない。そんなブラックユーモアです。
監督自身も、自分の経験を基に映画を作っているそうです。
特に、サバイバルに陥ってからの、カップルの揺らぎはとても面白いです。
パワーバランスが崩れると…?
今作がパルムドールに輝いたのは、格差の逆転を描いた点にあると、私は思います。
もし、現代の格差社会における立ち位置が逆転してしまったり、パワーバランスが崩れてしまうと、一体どのようなことが起きるのか。
それを暗に伝えるというのが、ブラックユーモアらしさ満点で、他の映画にはない面白さがありましたね。
このシーンに注目!
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あのシーンの実はな情報をお伝えします👇
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「逆転のトライアングル」の予習記事をお届けしました。
ゲロまみれでもパルムドール。
あなたはこのユーモアを、笑えるでしょうか?
ブログでは映画に関する情報をたくさん紹介していますので、ぜひ遊びにいらしてください👇