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古典を磨いて語り継ごう
韓国ホラー映画「箪笥」を観たよ。
タイトル回収は中盤で。3分で読めます。
韓国の映画が非常に上質であることは、ご存知の通りである。
この映画も同様であった。
音楽とカメラワークがとても恐怖を煽る。
視線を集中させ、映画にのめりこませるのがとてもうまいように感じた。私は自宅で鑑賞したが、映画館で観たらかなり消耗しそうだ。
そしてこの映画は、韓国、朝鮮半島の「古典薔花紅蓮伝」(そうかこうれんでん)という古典怪談を基にしていることが最大の特徴ではないかと思う。
理由
さて、タイトル回収になるが、
今作「箪笥」は古典怪談を基にした作品である。
とはいえ、内容的には、かなり現代風にブラッシュアップされている。詳しくは「古典薔花紅蓮伝」をググってみてほしい。
そして今作はかなり難解な内容で、考察しがいも十二分にある。
原作に興味をもつきっかけになりうる。
昔話を語り継ぐ上で、ここまで有効な手段はないといえるだろう。
実際、国を超えて、日本の私にも、今読んでいるあなたにも、この話は知られることになったもんね。
最後に
さて、韓国では見事に古典怪談を現代風に昇華させたわけだが、日本の古典怪談はどうだろう。
日本にも「真景累ヶ淵 しんけいかさねがふち」という怪談話がある。
長いが、怪談やホラー好きな方は是非聞いてみてほしい。私はこの歌麿師匠の語りが好き。
因果は巡り、恐ろしい。
実に質の高い怪談話が日本にもあるのですよ。
上質な映画もできたらいいなあ。
こっくりさんとか、心霊スポットとかは、都市伝説もいいけど、誰か挑戦してみてほしいなあ。
怖く、美しい怪談を、目でも楽しみたいですねえ。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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