プアン 原題の方がオシャレ
「プアン/友だちと呼ばせて」を鑑賞しました。
「バッド・ジーニアス」で本国タイで年間ランキング1位、アジア各国でタイ映画史上歴代興行収入第一位を奪取し、世界中から注目を集めたバズ・プーンピリア監督の最新作です。
今回の記事では、「プアン/友だちと呼ばせて」の見どころや、解説をお届けいたします。
STORY
「プアン」とは
まず日本版のタイトルとなっている「プアン」とは、「友だち」を表す言葉です。
本作は、ウード(アイス・ナッタラット)と、ボス(トー・タナポップ)、二人の「プアン」の物語です。
原題はOne For The Road
原題である「One for the road」は、「帰る前にもう一杯飲もうよ」みたいな意味の英語です。
とても洒落てますよね!
本作の重要な要素である「カクテル」が大きく関わるカッコいいタイトルです。
日本では、友情の方に重きを置いた感じですかね。
ただのフィール・グッドムービーではない!
今作は、大きく二つの場面に分かれています。
私も初めは、「ああ、こんな感じの爽やか系映画なのね」と思っていましたが、ある程度物語が着地した時に、時計をみるとまだ1時間しか経っていない。
これは何かあるぞ…!と思っていたら、やはりその通り。ただの青春系爽やか映画ではなかったです。
そうそう、「バッド・ジーニアス」も後半が凄かった。
フィール・グッド感の強いside:A
余命僅かのウードと元恋人たちの「今」を語るside:A
こちらは、亡き父のラジオと、音楽と共に、酸いも甘いも振り返る、非常に爽やかなストーリーです。
アイス・ナッタラットとトー・タナポップのカッコよさ。
そして、音楽と、元カノとの別れを振り返りながら、自分の未熟さや後悔を身に染みてゆくという、青春映画らしさ。
これだけでも十分な作品ではあるのですが、やはりすごい仕掛けがありました。それがside:Bです。
衝撃の秘密が明かされるside:B
ボスに打ち明けられた衝撃の秘密を辿るside:B
この秘密に向かって、side:Aがあったとは…。
その導入部分も非常にオシャレかつスリリングで最高です。
どうぞ、まっさらな気持ちで、思う存分驚いちゃってください!
果たして、二人は「プアン」でいられるのでしょうか??
とてもキュートな女優
今作では、主に4人の女性が登場します。
みなさんとても魅力的なのですが、その中でも私が特に心を射抜かれたのは…、ブログで写真と共にお伝えします!
意外な経歴が明らかになりました。
タイ人ニューヨーカー
映画に登場する元カノたちは、みなニューヨークで出会った女性です。
そんなにタイ人ニューヨーカーって多いのか?
気になって調べてみました。
アジア系のデータしかありませんでしたが、ニューヨークは6番目。なかなか多い州と言えるでしょう。
また、タイ人に限定すると…
「リトルタイランド」と正式に呼ばれるコミュニティがあるほど、人口は多く、タイの料理や文化は根付いていると言えるでしょう。
日本で、タイ料理屋はそこそこの都会でたまにみかけますが、コミュニティまではないですもんね。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「プアン/友だちと呼ばせて」の見どころと解説をお伝えしました。特にSide:Bは強烈に面白いですし、唸るような構成力です。
ブログでは更に詳しく情報をお届けしています。ぜひ遊びにいらしてください。