飲み会・たばこ部屋に代わる交流とは?
たまにはちょっと仕事の話を。
9/25日経新聞の記事より
記事は「飲み会・たばこ部屋に代わる交流を」との見出しで、上司部下が共に喫煙者である場合に、そうでない場合に比べて共に過ごす休憩時間の増加割合(63%)、2年半の間に部下の給与がいくら増加したか(18%!)を紹介しつつ、ジェンダーの観点では女性が重要な情報にアクセスする機会を絶つことへの言及や、新しい非公式コミュニケーションを模索する必要性を説いている。
例に漏れずこういう会社にいるので
よくわかります。人事の速報はタバコ部屋で聞くものだとまで教わりました。何次会まででも付き合える体力と時間と家族構成があるうちは非喫煙でもアクセスできても、出産育児と下位管理職への昇進時期が重なるような企業だと特に、どうしても非公式情報へのアクセスが悪くなることの影響を受けますね。
それじゃあ「代わりの交流」って何なの?という疑問に、記事はランチタイムとコーヒーブレイクと答えるわけですが…。なるか…?代わりに…?
雑談はする価値がある。内容が何であれ
何の本で読んだか研修で聞いたか忘れてしまったのですが、メンバーシップについて考えるのにお気に入りの逸話があります。
ある工場に、おしゃべりが大好きで手を動かすより同僚と喋っている方が長いくらいの工員がいた。ある時工場の経営者が代わり、工員を個人の就業時間単位ごとの成果量で評価するようになると、その工員は最低評価となりやがて解雇されてしまった。代わりの行員が雇われたが、おしゃべりな行員がいなくなった工場は活気を失い、総生産量は以前より大幅に落ちてしまった。
おしゃべりな行員は一見すると他メンバーの時間も奪って会話をして作業効率を下げているだけの存在なのですが、実はおしゃべりによってメンバーのストレスを緩和して作業効率を上げていたんだよ、っていうお話。
一次ソースを忘れてしまったのでそのまとめが適切かどうかはこの記事では判断していただけないんですけど…。この話が好きになったのは、前の職場にほんとにこの行員さんみたいな子がいたからなんですよね。ほんとにしゃべってばっかりいるんだけど笑、違う部署な人ともとにかく話したがるから、雑談ついでに色々仕事を拾ってきたり調整がいつの間にか終わっていたりして。既存メンバーとは個性が違いすぎて最初はポンコツ疑惑があったのですが、担当をうまく振り分けさえすればそれは素敵な個性になりました。私は職場で人間関係の不満を聞くたびこの話を思い出し、個性がぶつかってるな〜、と、微笑ましく眺めていられます。
しかし雑談の仕方によっては火種になる
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