質的調査はインタビューだけでは不十分
さて、Xデザイン学校第6回の気づきを書いていきたいと思います。もう折り返し地点ということが驚きです。なんだか、回数重ねるごとに記事を書く時間が減っている気がしています!成果が見えるとやる気がでる!言語化の練習にもなりそうなので引き続きがんばります!
インタビューはエスノグラフィ/行動観察とともに行う
いままでUXリサーチの肝といえば、相手をより深く理解するインタビューだと思っていたのですが、それだけでは不十分なことを今回の講義で知りました。
新規事業においては、イノベーションの機会を探していかなければならないのですが、ユーザ自身は、自分の行っていることの問題や不都合に気づいていない、また問題を上手く言語化することができない。だから、行動を観察することが必要なのだそうです。とはいえ、行動を見ただけでは、その行動を行った理由がわからないから、インタビューするということらしいです。インタビューは行動の観察とともに行うことで威力を発揮するのですね。
確かに、私が前に行ったユーザインタビューで、それはどれだけ時間がかかりますか?大変な作業ですか?と聞いたことがあるのですが、大変さって本人の主観なんですよね。もしかしたら、傍目からはすごく大変なのに、本人はルーティンワークになっていて大変さに慣れてしまっているのかもしれない。現場を見たいなぁと思ったことがありました。
質的調査の基本は、行動の観察(行動データ)とその行動の背景を聞くインタビュー(発話データ)、両方セットで。というところが今回の学びでした。
ちなみに、ユーザビリティ調査もセットになっているんだそうで。ユーザビリティ調査はやったことがあるのですが、確かにインタビューだけしても意味がないってことは、実感としてわかるなぁと思いました。ユーザが迷っているところ、詰まっているところ、行動を見ると明らかで。質的調査の基本がユーザビリティ調査には含まれているんですね。
ちなみに、質的調査では事実をひたすら集めて、分析すると顧客のニーズが見えてくるそうなんです。それが面白いとのことなので、この活動で体験できたらいいなと楽しみにしています!
おまけ:ラポールにどれだけ時間をかけるか?!
インタビューにおいて、ラポール(信頼関係)を築くことは、重要だとは思っていたものの、最初の5分とかでやるものだと思っていました。それが、2時間のインタビューなら1時間~1時間半くらいかけて、ラポールを築くらしいのです。それだけ重要なのですね。
ちなみに、とある先生は2,3問で聞きたいことを聞き出してしまうそうで。リサーチって色々なスキルが必要なのだなぁと、インタビュー練習で四苦八苦していた私は思いました。場数ですかね?
※本日の見出し画像はチョウゲンボウです。猛禽らしいたくましい脚が魅力的です。(毎回鳥の写真な理由は自己紹介を参照ください^^)