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経験者が教える、障がい者雇用の面接内容!

面接でよく聞かれる質問集やマナーなど、インターネットで調べればたくさん出てきますよね。だいたい同じようなことが書かれています。でも、雇用する会社側の声や実際に面接を受けた人のリアルな声は、なぜかなかなかないと感じませんか?知りたいのはそこなのに!

ここでは就職活動で避けて通れない面接、特にあまり語られることのない障がい者雇用の面接についてお話しします。

実はわたし、障がい者雇用で就労した経験があって、しかも人事部に所属していたこともあるんです。
そんなわたしが実際に面接を受ける側と面接する側から感じたことをお伝えしていきます。
それでは、いってみましょー!


障がい者雇用の自己PRについて、こちらの記事もぜひ参考にしてください!


面接官はあなたのことを知りたがっています。


・どんな人柄?
・どんなことができる?任せられる?
・どんな障がいがある?どんな配慮をしたらいい?
・長く働いてもらえそう?
・わたしたちと一緒に働いていけそう?仲間になってもらえそう?

そう、会社はあなたのことを知りたいのです。ここで考えてもらいたいのは、

「あなたならどんな人と働きたいか」

それを想像して面接の準備をしてみてください。

面接官が見ているのは?


01_どんな経験したことある?

面接官は、これまで「どんなことを経験してきたか」を見ています。

・どんな業務をしてきたか
・どんなことを身につけたか
・得意なことは何か
・苦手なことは何か
・取得した資格は何か

また、就労移行支援事業所に通ったことがある人なら「そこで身に付けたこと」や「できるようになったこと」などを伝えましょう。

些細なことでも充分に経験値になって前向きさをアピール! できます。ていねいに棚卸しをしておくことをオススメします。


02_自分の障がいを理解できている?

障がい者雇用の面接では、どれだけ自分の病気や障がいについて理解できているかを見られます。

ただポイントがあります。それは、
面接官のほとんどは病気や障がいについて理解が浅い。

ですので、なにも知らない人に話をすることを前提に「自分の病気や障がいにはどんな特性があるのか」「どんなことを配慮してほしいのか」を伝えましょう。自分の病気や障がいについて、自分自身でもちゃんと理解できていないことも多いです。充分に自己分析しておきましょう。

自分が会社で働く姿を想像しながら、どういうときにつまずきそうかをシミュレーションするとわかりやすいですよ。


03_症状が出た時の対処法はある?

02から関連している質問ですが、症状が出た時に自分自身でどう対処すればいいか。それが理解できているかを見ています。

会社は安心したいのです。

最低限の配慮や仕事量の調節は会社側も対応はできます。しかし、最終的には自分で症状をコントロールできる人に来てもらいたいのは当然ですよね。だっていざ採用したものの、ひんぱんに休まれては会社も困ります。

やはりここでも大切なのは、自分の病気や障がいに対する理解度です。


04_聞いたことに答えられる?

ここに一番不安を感じている人が多いかもしれません。不安に感じるのは「ちゃんと答えられるか」心配だからだと思います。

でもわからないことや答えるのに時間がかかりそうなら、
「今の段階ではまだわかりません」「少し待っていただいてもいいですか」
など、正直に答えるのもありです。

ただ、聞かれるのはすべて「自分」に関すること。ここでも事前に充分な自己分析は必要不可欠です。
「自分」とはどんな人間なのか、日常生活から「自分」の特徴を知るクセをつけておくと面接でも活用できます。


05_感じの良さ、人柄は?

面接の受け答えの内容うんぬん以前に、これが一番見られているポイントです。
やはり相手は人間。「どのような人と一緒に働きたいか」「仲間になってほしいか」は最も重要です。だから面接はお見合いなんですよね。

この人はうちの会社の雰囲気に馴染めそうか。
一緒に働いている姿を想像できるか。

お見合いだから、その会社に合う合わないはもちろんあります。ただ「最低限目を見て話す」「ハキハキにこやかに答える」など感じの良い受け答えをすること。それは会社を訪問した瞬間から意識しておきましょう。

自分の周囲にいる「この人感じいいな」という人をよく観察することから始めましょう。

キーワードは「知りたい」「知ってほしい」


「いままでこんなことしたことあるよ」
「こんなことできるよ」
「こんなことはちょっと苦手かな」
「これは好きだけどこれは嫌い」
「こんなことしたいなって思ってる」

こんな話、友達としたことないですか?
面接だって同じ。根本は変わりません。相手に自分のことを知ってもらう、相手のことを知るのが面接です。

面接とは、お互いのことを知る出会いの場


面接というと「受かった」「落ちた」と一喜一憂する方が多いです。しかし、就職はあくまでもお互いにマッチングできたかどうかです。落ちたとしてもその会社には合わなかったというだけ。他の会社では合う可能性がもちろんあります。

あくまでもマッチング。
そのことを就職活動をしていると忘れがちです。
相思相愛になれる会社を探すのが就職活動です。

そして面接ではあなたが主役
「わたしのこと知りたいんでしょ〜?仕方ないな〜」くらいの心持ちで臨みましょう。
あなたは「会社に雇ってもらう」のではなく「会社に就職する」のですから。

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