2020年4月の記事一覧
益子の住み処#3 庭を見守る樹々
ここの庭は雑木林に囲まれています。雑木林の「雑」という言葉の意味には「主要なものではないけれど、たくさんのもの」というニュアンスが含まれているように思いますが、もともとはもっと素敵な意味を持つ言葉だったようです。
日本に現存する最古の和歌集である「万葉集」は、「雑」の巻から始まるそうです。ここで使われている「雑」の意味は、「五色の彩りが一つになる」という意味だそうです。また、雑草の研究者であるの稲
益子の住み処#2 庭まわりの景色
私がここを気に入ったのは、庭もそうだけど、庭まわりのご近所の風景がとても素敵だったから。
庭は雑木林に囲まれています。コナラ・クヌギ・ヤマザクラ・クリなどの落葉樹の雑木林です。夏には木陰をつくってくれて、冬は太陽の暖かい日差しを届けてくれます。
雑木林の西側には用水路を隔てて、田んぼが広がっています。ここのお米はとても美味しいとの噂を聞いて、昨年の新米を分けてもらいました。実際、とても美味しい
益子の住み処#1 庭づくりのはじまり
栃木県南東部にある益子町のはずれに、雑木林に囲まれたこの住み処があります。はじめて訪れたのは5月の新緑の時期。一目で、ここの場所を気に入ってしまいました。ここに身を置きたいって思ってしまいました。それから2年が過ぎようとしています。私の庭づくりは始まったばかり。
益子町周辺は、八溝山地の麓に位置する自然豊かな地域で、農業と窯業によって町は支えられてきました。豊かな風土と、ものづくりが出会うこの町