卒業論文(卒論)や修士論文(修論)で必須の「考察」。 論文の最も重要で根幹をなす部分です。 なので、評価に大きく影響します。 でも「考察」って、 似た言葉も多くて混乱してて、 書くのも一番難しくて、どうすれば良いか全然わからない、 という声を良く聞きます。 そんなあなたのために、今回は、 考察の意味や正しいイメージについて、 しっかりお伝えしています。 あせらず基本からじっくりと学んでみてくださいね。 意外と知られていませんが、 考察は基本を身につければパ
私が学生時代に論文を書いていて一番困ったのは、 考察に何を書いていいかわからなかったこと。 巷の論文の書き方の本などは読み漁りましたが、 考察に何を書くのかについて教えてくれる本は見つけられませんでした。 (今も見つけられていません) 今も販売されていて、Amazonでも高評価がついている「論文の書き方」とタイトルにある本でも 考察は「専門分野や課題によって、本論*の展開は異なる」 のように書かれていて、ノウハウ化されていないのです。 (*紹介者注:ここでの「本論」は考察
考察を書こうと思っても、 ・最初の1行すら書けない ・少し書けたけど、途中で止まってしまった ・何度も途中で止まってしまう そんな経験はありませんか。 結論から言うと、 その一番大きな理由は、 書く内容が決まっていないからです。 「なぁんだ」と、 当たり前のように思うかもしれませんが、 原因のほとんどがこれです。 書く内容を決めてから書き始めるメリットも解説しますので、 最後まで読んでみてくださいね。 結論が出てから書く 例えば、あなたが明日、 友達とカラオケ
はじめまして、生きもの科学研究所 生きもの研究プロデューサーの横川と申します。 略歴九州大学大学院で博士号(理学)を取得した後は、 専門学校や大学院で授業や研究指導をしていました。 その後、経営コンサルやシンクタンクの会社に勤め、 (専門の生物学とは無関係の業務でしたが) 営業ノルマの5倍の成果を出すことができました。 現在は独立し、生きもの好きの生徒さんや学生さん、社会人の方、そして高校の先生や大学教員に 生物の面白さを伝えたり、研究の仕方を教えています。 もちろん
この記事では、考察を書くための3ステップについて、解説します。 あなたが考察で困っているのなら、 あなたがどこでつまずいているのかを知り、 それをクリアするのが早道ですよ。 「考察」の意味やイメージなど、 基本を学びたい人はこちら↓の記事をどうぞ。 考察のための3ステップ考察の3ステップとは、以下の通りです。 結果を正しく読み取る 考察の要素を抽出し、整理する 文章を構成する 1.結果を正しく読み取る当たり前と思われるかもしれませんが、 最初はこれが大事です