初めて母の人生と分離した。 ~トラウマからの脱却~
カウンセリングでマインドフルネスの時間を持った。
その帰り道、ふと、本当にふと、
「お母さんはそういう人生だったんだなぁ」
って思った。
幼い頃に両親を亡くし、育ててくれた祖母を亡くし、親戚の家をたらいまわしにされた母。
身の置き場のない気持ち。
誰もこの苦しみをわかってくれない。
つらい、苦しい。
私にいつも襲ってきた気持ちは、10歳のあの母の気持ちだ。
私は母の人生と同化してしまっていたのか。
「お母さんはそういう人生だったんだなぁ」
このセリフは、初めて母の人生を人の人生として認識した瞬間だ。
私の歴史的瞬間だ。
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