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広田淳一
2022年12月9日 04:19
差別の問題を考える際によく、図らずも傷つけてしまった発言なのか、意図的な差別なのか、ということが問題にされているように感じます。言い換えれば「過失や失言としての差別」なのか「差別感情に基づくもの」なのか、という問題。当然、後者の方がより悪質性が高いものと判断されるわけです。「内面化された差別意識と向き合う」というような表現に出くわすこともしばしばあります。勿論、大枠として自らの言動、行動を省み
2022年12月10日 03:36
私たちは、crime(犯罪)を避けられるかもしれないが、sin(罪)からは逃れられない。また、私たちは「悪」を避けることはできるかもしれないが、「業」からは逃れられない。中島岳志さんの本を読んでいてそんなことをふと思う。そもそも、落語(芸事)とは業の肯定であり(立川談志)、文学とは、九十九匹のための政治の言葉では救われぬ逸れた一匹のためのものではなかったか(福田恆存)。そんなことを前提とし