
採用ばっかりうまくなる 2024/1/13
ギリギリまで眠って、朝ごはんを食べそこねお腹が減った状態で梅田Lateralへ向かう。今日は、ひらいめぐみさんとスズキナオさんのイベントの日。昨年末に発売された書籍『転職ばっかりうまくなる』についてのトークをされるのだ。

この本は昨年11月にBREW BOOKSに行った際に気になって購入したもの。著者のひらいさんは現在フリーランスの文筆業をされているが、会社員時代は6回転職をされている。その顛末を語っている本だ。
「はたらく自分」を気もちよく生きていくため、フィットした職場や仕事を探して場所を変え、最終的には今の形に落ち着いていく様が描かれている。転職「ばっかり」うまくなるというタイトルにあるように、自分に合うちょうどよい場を探し出すのは難しく、そのうえ活躍もできる環境に出会うために彷徨うのだ。語り口はライトで時にコミカルだけど、体調を崩されたり思い詰めてしまう場面もあり心配になる。だけど自分の心情に正直に行動している姿には励まされるものもある。
わたしはフリーランスで人事とライターをしているので、立場が違っているところもあれば、はたまた重なっているところもあり、共感したり別の意見を持ったりと気持ちや意見があちこち動いて読んでいて忙しかった。採用担当として組織をつくっていく側のわたしと、会社員などやってられねえと毎朝寝坊するフリーランスのわたし。
作者の方のお話をぜひ聞きたい。しかもナオさんが聞き手として登場するのだ、もう行くっきゃないぜ。

入場するとちょうど開始時間だったので、早速瓶ビールを頼んでひとり小さく乾杯して聞きモードに入る。
ここからはイベント中にしていたメモだ。省略や意訳が入っており、ご本人たちの発言ではないものも含まれる。
ひらいさんは転職6回を多いと思っていなかったらしい
わたしも5社経験している。同じく別にまあこんなもんじゃない?と思っている。
百万年書房の北尾さんとの対話していく中でテーマが決まり、3か月(だっけな、間違ってたらすみません)書いてできた本だそう
ナ:自分はちゃらんぽらん社員しか経験してないんですよー
ひ:ほぇー転職を重ねる中で苦手なことを知っていくのが成長と読めるよね、とナオさん。わたしもそう思った。サクセスストーリーというか、いま自分にフィットした場所を得るまでのクエストっぽいんだよなこの話。
わたしは転職を繰り返すなかでこんなに働き方や業務内容の最適化ができなかったなー。採用活動や転職活動はうまくなっていくのだけど、働くことはうまくなっていない印象だ。
個人的な意見としては、キャリアプランはまああればあった方がベター。なくても良い。大事なのはストーリーだ。
仕事中に見る夕焼けや、経験した大地震。そんな場面でも仕事の手を止めない同僚に一言、「きれいな夕焼けや大地の揺れに勝てる仕事あるのか!」
ひらいさんは入社も退社もすきだったらしい。ちょっとわかる。
対してナオさんは退職の申し出ができず1か月経過していたらしい。すごいな!
「圧倒的成長」の話題。募集記事に書いたことのある身としてはいろいろ考えるが、結局このワードがちゃんとマッチング機能を果たしていると言えるなと感じた。今やブラック企業リトマス紙みたいに扱われているけど。
「この本にどんな意見が集まっていますか?批判やアンチ以外で」と質問させてもらった。このトピックには多様な視点がこのトピックに集まっていて欲しいし、どんな思考が集まるのか興味があったのだ。すると、割と同意傾向の意見が集まっているそう。Twitterで見ていると「人事の立場にある人もこの本読んで欲しい」という言葉が散見された。人事はこの本の中にある意見を持ちえない人種だと思われているのだな。人事だって役割のひとつで、そして同じく雇われている側のひとりでしかないのにな。わたしは雇われていないけど。

転職回数が多いことを敬遠する経営者や人事はまだまだ多い。しかし個人にとってはこの不確実性の高い時代にひとつの会社で安定的に成長はしにくいし(今回は成長したくないって話だったが)しがみつくのはかえってリスクになったりもする。その会社でステップアップしてキャリアが積めれば別なのだが。
職場や業務の変化を漫然とした移動ではなく、ひらいさんのようにそこに意思と学びが伴っていれば転職回数が多くても理解される世の中になっていると思う。ただ、1社の在籍期間はある程度重要だが。
そういえば、ビジネス的な発信をするためのnoteアカウントを持っているのだが(長いこと放置している)そこに昔「成長しなくていい世界はないのか(正社員で)」という記事を書いたな。成長はしないけど維持はするというスタンスで生きていきたい。世の中は進化していくので維持だけでも結構たいへんなんだぜ?というもの。でも社会保険料は会社に半分負担して欲しいし正社員雇用という強い立場は欲しいというふざけた内容だったな。
と、ここら辺にしておこう。
物販コーナーには百万年書房の北尾さんがいらしたので、調子悪い日記も購入する。キタカガヤフリーのブースで話せなかったから嬉しい。
終わりに本にサインをいただき、「大日本帝国のくだり、最高でした」と感想を伝えられた。満足。Lateralを出る。
イベント2時間で3杯飲んだ。おつまみを注文しなかったから出るころにはおなかが激減りだ。空腹で飲み過ぎた~とふらふら歩いていたら目の前に元禄寿司が出現したので即入店し、瓶ビール、鯛、サーモン、鰤、赤だし、赤貝とひょいひょい取ってバクバク食べる。空腹にお寿司うんめぇ~~~と皿を積み上げているとナオさんがやって来た。乾杯。お疲れ様です。そのまま一緒にヨネヤに行って串カツを食べた。わたしはヨネヤの串カツ、かなり好きだ。あの店って立ち飲み席に行くと手を拭く小さな布巾みたいなのが支給されるんだけど、はじめて行った時使い方が分からずコースターにしていたな。思い出。
家に帰って早めに眠る。
今日のざんねん
この日記を書いているのは2/1夜で、1/13当日にしたメモを基に清書している。しかし覚えていないことが多くてとても残念だ。イベントで聞いた話で感じたことがもっとあるはずなのにな。日記はすぐに書きましょう。
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