絵画教室の体験に行って感じた事。
僕は、学校が嫌いだった。
多分僕は人に何かを教わるのが得意ではない。
教わる人のリズムに合わせたり、その人がいいとするものを察知してそれに合わせてしまったりするんだ。
あなたもそんな経験ないかな?
僕はほったらかしにされる方が伸び伸びできる。
それがいいのか悪いのかはわからないけど、状況によって良い時もあるし悪い時もあった。
つきっきりとかは本当に耐えられない。
でも秘密の特訓とかはすごく好きだ。
高校生の頃、バスケ部で平日の練習時間が1時間もない学校だった。
それじゃ僕は全然足りなくて、先生に色々言ったけどどうしようもなかった。
でもその中で、1人の顧問の先生が、本当はダメなのに、夜間の1時間〜2時間体育館を開放してくれたんだ。
その頃は本当に楽しかった。
周りのレベルとか空気とかそれらがある空間での練習はあまり好きではないんだ。
つまり学校そのもののシステムが僕にあってないと思っている。
だから高校を卒業してから浪人までして入った学校を1年で辞めることになった。
それから僕は独学を極めている。
と言ってもやっぱり専門的な教養は1人で学ぶのに限界を感じたりしてた。
その1つはアートだ。
僕は今個展に向けて絵を描いている。
それまでにもっと上手く描けるようになりたいと思い、先日1日体験の絵画教室に行ってきたんだ。
内容はデッサンを3時間っていうものだった。
僕は今まで絵を描いてきたことがない。
バスケしたやってこなかった人間だ。
そんな僕が今年から血迷ったのか、絵を描き始めた。
デッサンってなに?レベルだ。
と言っても、絵を始めてからそれなりに自分で色々練習方法や描き方みたいなのは調べて実践してる。
でもどうしてもこのデッサンだけができないんだ。
だから強制的にやる方向をとってその手段が今回の絵画教室に行くことだった。
結論から言うと、めっちゃしんどかった。
僕はずっとバスケをやってきた人間でそれ以外ゴミだと思ってた。
よく、偏差値30から東大へ!みたいな話を聞いたりするが、この偏差値30っていうのに世の中の人は騙されてる。
例えば、偏差値70の高校に行った人が落ちぶれて偏差値30に落ちた人が、偏差値40の高校に行った人がちょっと頑張れなくて偏差値30になった人とでは元からあるものが全く違うんだ。
つまり、良く聞く偏差値30から東大合格!!っていうのは実は一般的には偏差値55〜60はありますぜ。でもたまたま、受けたテストがレベル高すぎて、偏差値30になったんだぜが真実なんです。
偏差値40にいる人が30になった、偏差値70にいる人が30になったじゃ話が変わってくるわけです。
僕がいう、バスケしかやってこなかったっていうのは、偏差値40から30になったことと同じで、本当にそれしかやってきませんでした。
何かを始めた時に、なんでもっと早く始めなかったんだろうって後悔することって良くあることだと思うんです。
僕はバスケを小6から始めましたが、その時もそう思いました。
勉強を始めたのも19歳の頃ですが、その時もそうでした。
今回の絵を始めた時も全く同じだった。
でも、今回、体験レッスンを受けた時に感じたのは、真逆の思いだったんです。
それは、こんなこと中学生の自分だったら絶対にできないっていう思いだったんです。
あまりにも緻密で地味で正解がない。
こんなこと馬鹿な僕には到底できなかっただろうなって。
よく始めるのに遅いも早いもないと言いますが、本当にそうだなって肌で感じたんです。
僕が今まで歩んできた人生は間違ってなかったって強く感じたんです。
そして今進んでる人生の方向にもそう思ったんです。
中学生の頃に僕が美術部とかに入ってたら今絵を描くなんてことはしていなかった。
今だから僕は絵を描けているだなって。
実際にデッサンをやってしんどかったと言いましたが、それは良い方のやつです。
つまり、めちゃくちゃ楽しかったんです。
なんで立体的に見えるのか、ここに線を入れたらこうなるのかって沢山の発見があった。
思考をフルに使うのですごく疲れましたが、相当成長を感じられた3時間だった。
でもこの疲れはガキだった中学生の僕だったら耐えられなくて絶対にできなかったなって思いました。
でも今の僕はできちゃったわけです。
人って面白い。
変わるんです。
今始めることは全て今だから始められることである。
遅いなんてことはない。
早いっていうこともない。
今の自分だからできる。
あなたは今何を始めたいですか?
今のあなただからできることが絶対にあります。
人生も捨てたもんじゃないですね。
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