(D54) IT人材の年収、日本は米国の半分以下-2 (2019.12.20) by Unistyle より抜粋加筆しました。
⑷ 市場価値が向上している人材は以下の2つタイプに分けられると考えられる
①IT関連の専門知識を備えた人材
②語学力やマネジメント力に優れ、将来は管理職として期待されている人材
就活生の立場から考えると、
自身の市場価値を上げるためにこれらのスキルを身につけることが出来る環境で働く、という考え方も企業選択における1つの基準になり得ると思います。
⑸ 日本企業の給与水準では、
特にIT人材の評価がグローバルスタンダードに達していないとされています。
経済産業省によると、「IT人材」とは、
AI、IoT、ビッグデータ等に携わる人材や情報セキュリティに精通した人材を指すようです。
IT人材の年収が、
日本は米国の半分以下の水準です。
経産省によると、IT人材の年収は、
①日本は、500万円前後が多い
②米国は、1000万円~2000万円が多い
IT人材の人材不足は今後深刻化し、以下の見込みです。
2020年には、約29万人
2030年には、約59万人
以上のような背景から、
日本企業はより優秀な人材や人手不足となるIT人材を確保することが困難になるでしょう。
⑹ 幸せとはなにか
この問いに対する1つの答えを示す著書として、
「幸福の資本論」という著書があります。
その著書には、幸せとは以下の3つから成り立っているとあります。
①金融資産
②人的資本
③社会資本
簡単に説明すると、
「お金・自己実現・人とのつながり」の3つから、
幸せは成り立っているという解釈です。
もちろん、この3つ全てを高いレベルで実現することは相当難しいでしょう。
ここで、私が伝えたいことは以下です。
「働いている自分をどれだけ具体的にイメージできているか」
「自分のやりたいことで、年収1000万を稼ぎ、友人や家族との時間も大切にする」
このような理想をイメージしたのならば、以下をしっかり説明できるようになりましょう。
①なぜ年収1000万円必要なのか
②その職種はプライベートの時間をしっかり確保出来るのか
③どのように自分の成し遂げたいことにつながっているのか
年収は重要な要素の1つですが、
逆に言えば1つの要素でしかありません。
要はバランスが重要で、
自分自身が理想とするバランスをどれだけ具体的にイメージすることができるかが重要です。
日本は今、以下の状況です。
❶海外から優秀人材が入ってこない
❷日本の優秀人材が海外流出していく
NTT澤田純社長は以下に話します。
「NTTの研究開発人材は35歳になるまでに、3割がGAFAなどに引き抜かれてしまう」
ひと昔前なら官僚になっていた人たちが、GAFAに入っています。
今は、国を変えていく官僚よりも、
GAFAなどプラットホーム企業の方が、
社会にインパクトを与える大きな仕事ができるとされています。