令和元年にやりたいこと。
私は過去中国での人材紹介事業にて、在上海日系企業様への営業を6年ほど続けておりました。
その中でよく相談されたことがあります。
①良い人が採用できない
②優秀な社員が辞めてしまう
という相談です。
私も「採用通知書が出たよ!」と言って、転職希望者に喜んで連絡すると、ゴメンなさいされる日が続きました。
「他の会社に採用されたので、日系企業には行きません」と言われてしまいます。
実は、今の在上海日系企業は、在上海外資系企業の中で最も給与が安いのです。
さらに、中国人大学生の就職先ランキングで日系企業はベスト50に1社も入っていません。
つまり、日系企業は人気が無いのです。
日系企業は雰囲気が良い、ノルマがあまり無いなど良い所が沢山あります。
日系企業が好きな中国人の方はそういった日本的な所が好きで入社します。
しかし、給与金額が30%以上違うとそうも言っていられません。
では、なぜ給与が安いのか。
日系企業は社員全員を一律に物価上昇分だけ毎年給与を上げてきたからです。
他の企業は物価上昇分以上に給与を上げたきたので、いつの間にか抜かれてしまったのです。
そして、在上海日系企業は年令給を採用している会社が多いので、結果を出した人も優秀な方も給与は、年令が同じであればだいたい同じくらいの金額になります。
頑張っても頑張んなくても給与が同じであれば、優秀な人は辞めてしまいます。
そして、優秀な人が辞めた後は優秀で無い人だけが会社に残ります。
そうなれば、競争の厳しい中国市場で勝てるわけがありません。
上海から撤退する企業をよく聞きます。
それは中国で勝てる組織になっていないからです。
では、中国で勝てる組織にするにはどうすればよいのか。
良い現地人である中国人の方を採用して、優秀人材にし、幹部としてバリバリ働ける会社にするということだと思います。
日系企業はやるべき事が3つあります。
①総経理様が自ら自分の会社をアピールすること。
それには、動画を使うことです。
②公平な人事評価制度を実施すること。
頑張った人には頑張った分だけ給与を上げるしくみを作ります。
③キャリアパスを示すこと。
3 年後 10年後に自分はどうなっているのかを中国人の方は非常に気にします。
入社後の発展空間がどれくらいあるのかを示します。
中国は、今や人·人·人·人の時代になりました。
私はぜひ在中国日系企業に中国市場で勝っていって欲しいです。
勝つ組織を作っていきたいのです。
それを実現するために行動します。
2019年の 3 月に野球選手イチローの引退記者会見がありました。
なぜ、大リーグ選手になったのかと聞かれ、
「できるからやるのではなく、やりたいから挑戦するのです。」
結果、4367 安打。
世界一です。
単純に、イチローの他人と比べない生き方がたいへん良いと感じました。
私もやりたいから、人材ビジネスに挑戦します!
一緒にやりたいという中国人の方があれば、大槻までご連絡ください。
私は上海在住11年目。 2020年2月、在中国日系企業を対象とする、 「⺟国語で現場情報を引き出す、社内コミュニケーションツール」 を無料リリースしました。 コラボしたい方、ぜひお待ちしております。 bigluck777r7@yahoo.co.jp