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(Z30) 「いい人材を見抜く方法」。卓越した人材を採用し、引きつけておくには、何よりも「偉大な使命」、本当に意義のある目的を与えること-2 (2021.12.11) by ジェフ・ベゾス/関美和 より抜粋加筆しました。
⑶ 意思決定のコツを紹介-2
【コツⒹ】考えの本質的な違いを早めに認識し、すぐに上にあげて処理する
①チームのメンバーが同じ方向を向いていない。
どれほど話し合っても、会議を何度重ねても、
深い考え方の違いは解決できない。
↓
上の人間が処理しなければ、
話し合いが果てしなく続いて、みんなヘトヘトになる。
②「疲れ果てたからもう終わり」というのは、
意思決定において最悪のパターン。
判断が遅くなり、気力も削がれる。
ならば、早い段階で解決を上に任せるべき。
③みなさんは意思決定の質だけを気にしていないか?
・スピードも気にかけているか?
・世の中のトレンドは追い風になっているか?
・プロセスに囚われていないか?
・うまく生かせているか?
・何よりも、お客様を喜ばせているか?
④大企業の規模と能力を持ちながら、
「スタートアップの精神と心」を保つことは可能。
しかし、努力しなければそれはできない。
■以下は「いい人材を見抜く方法」より抜粋
⑴ 「傭兵」か「伝道者」かを見極めよ
①アマゾンの報酬はかなり高いほうだが、
いわゆるカントリークラブのような文化はなく、ただでマッサージを受けられるなど、そのときどきの流行りの社員特典のようなものはない。
②筆者は昔から特典で人を釣るのはどうかと思っている。
そんな理由で会社に留まるのは間違いだから。
↓
社員が会社に留まるのは、使命のためであってほしい。
金目当ての傭兵はいらない。
使命に共感できる人間に来てほしい。
⑵ 伝道者は使命を追求する。シンプルな話だ。
①しかし無料のマッサージを提供すると、混乱を招くかもしれない。
以下と思われたら困る。
「この会社の使命はあまり気に入らないけど、
無料のマッサージは大好き」
②卓越した人材を採用し、引きつけておくにはどうしたらいいだろう?
まず何よりも「偉大な使命」、本当に意義のある目的を与えること。
↓
人は誰しも人生に「意義」を求める。
米国軍が人々を引きつけるのは、そこに本物の使命があるから。
その目的には意義がある。
しかも、その使命はとてつもなく大きい。
だからこそ採用が非常に有利。
③一方、優秀な社員を流出させてしまうのは簡単。
たとえば「意思決定のスピード」をものすごく遅くすればいい。
優秀な人間であれば、物事が進まない組織には留まりたくないはず。
しばらく様子を見たあとに、以下と思われるだろう。
「たしかに使命には心から賛同するけれど、
何も決まらないから自分の仕事ができない」
だから、アマゾンのような大企業はその点に注意しなければならない。
(本原稿は、ジェフ・ベゾス『Invent & Wander』からの抜粋)
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