(U77) 「株式投資はバクチだ」と割り切って楽しむための準備と心構え (2021.8.27) by 塚崎公義 より抜粋加筆しました。
⑴ 株価の短期予測は、ほぼ不可能
①企業の価値は短期的には変化しないから、株の短期投資は以下。
「企業の価値の変化を利用して儲けるのではなく、
価格の変化を予想して儲けよう」
②しかし株価の短期的な変動は、予想するのが極めて困難で、ほとんど不可能と言ってよい。
人々が上がると思うと、買い注文が増えて、実際に値上がりするわけだが、以下を予想することは極めて難しいから。
「人々が上がると思うか否か」
⑵ 別の観点からも、短期予想の難しさが理解できる
①プロの半分が上がると思って買い注文を出し、
半分が下がると思って売り注文を出しているから、今の値段で売買が成立している。
②プロの見解が半々に分かれている時に、
投資初心者が株価を予想できるはずがない。
株の短期投資は、「バクチ」である。
⑶ しかしバクチだから手を出すな、と言うつもりは毛頭ない
①筆者はバクチが好きで、株の短期投資を楽しんでいる。
それは、カジノより期待値が高いから。
カジノは、客の支払額から胴元のコストと利益を差し引いた額が、
客の受取額なので、期待値はマイナス。
↓
カジノは強欲な人を対象としているので、それでも客が集まる。
②しかし株式市場の投資家は臆病な(慎重な?)人が多いので、
期待値がプラスでなければ投資しない。
以下の投資家ばかり集まっている。
「儲かる確率と損する確率が五分五分ならば投資しないが、
確率が六分四分なら投資する」
↓
そうなると、儲かる確率が59%の投資案件は、
投資されずに放置されている。
少し勇気のある投資家(普通の投資家より、
臆病さがやや少ない投資家)は、簡単に期待値プラスの投資案件を手にすることができる。
⑷ 投資初心者は自分で判断すると、間違える可能性が高いので、
注意が必要
①株価が上昇を続けている時には、「急いで買わないと」と、
焦って買い注文を出し、株価が暴落すると「この世の終わり」を懸念して狼狽売りをしてしまう、という初心者が多いから。
②初心者は利食い(利益確定売り)が早すぎて、
損切りが遅すぎる傾向があるともいわれている。
株価が少し上がると利益確定売りを出す一方で、
株価が少し下がると以下と考えるわけ。
「今売ったら損が確定してしまうから、
売らずに株価が戻るのを待とう」
③しかし本来は、買った値段にかかわらず以下が正しい。
「下がりそうなら売り、上がりそうなら持っている」
特に、値下がりした株を持ち続けるのは、
続落のリスクがあるので、しっかり判断したい。
⑸ 株の短期売買は「バクチ」として楽しむものであり、大切な老後資金をつぎ込むべきものではない
老後資金と小遣いを明確に区別するためには、
口座を2つに分けるといいだろう。
短期投資を楽しむ口座は別に作るべき。
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