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エッセイ500. たまに歌人だった

なんでも知っている友達が、今は大変な短歌ブームなのだと言うのです。
全く知りませんでした。

その友達は、彼女の心に残った素敵な短歌も教えてくれました。
そのとき送ってくれたものが見つからないので、大意を書きますと、

「こんなにだらしない私でいいの?
傘もこんなにたくさんあるし」

というような歌です。
これ、すごくわかります。
作者の何倍もの年齢の私も わかりました。
私も本当に、外で雨に降られる度に折り畳み傘を買ったり、人の家から出る時に雨が降っていて
「返さなくていいから。むしろ返さないで」
と言われて借りて、そのまま持っているなどで、折り畳み傘が溜まりました。
なんなら、中古折り畳み傘ショップが開けるほどです。
その、誰でも知っているけど、意識化しないものを、文字にするのがすごいなと思います。
まさにセンスの問題で、通信講座を受講しても得られない才だと思います。

(新聞で何度か、
『この講座を受ければみんなの人気者!「ゆうもあ講座」』
という宣伝を見た記憶があるのですが、それと同じ感じですね。
習って習い得ないのがこう言うものだと思うのですが・・)

俳句や和歌が若い人を中心にブームで、今はTwitterとか(Xと言わない)、いろいろ発信していく場もあって、とても良いことですね。

私は、何も考えずに知恵袋に質問をして、はからずも短歌になっているということがあります。

五七五の決まりがあるところへ、「ちえぶくろ」は、五音であるため、何も考えずに短歌になることがあるのです。

最新作には(作ではないですが)、

ハンバーグ冷やして焼くの知恵袋

というのがあり、
知恵袋冷やして焼くのハンバーグ

となってもいいのですが、私は最後に知恵袋がくることが多いです。

増えすぎたコンブチャ食べる知恵袋

というのもありました。

ずっと放っておいたコンブチャのスコビー(コンブチャを作り出す、菌とバクテリアの、発酵のためのコロニーで、「マザー」と呼ぶこともあるそうです。
ちなみに、コンブチャは、1970年代に大流行した「紅茶キノコ」のことで、昆布茶とは関係がありません)、それを取り出し、流水でよく洗い、
今回は緑茶を使って仕込んだのですが、片方の瓶のものだけ、なんだかおどろおどろしいことになっています。

お見せますが、かなりグロいので、閲覧ご注意ください。




いいですか?
見ますか?


呪われた海中の難破船ような雰囲気になっています。

コンブチャを手作りする人は、失敗というものがほぼないため、どんどんスコビーが増えます。そういうのが苦手かもしれない友達にも少しずつ分けて回り、もうあげられる友達がいなくなると、とても困ります。
ですが、毎日瓶に耳を寄せて、スコビーが「ぷつ・・ぷつ・・」とか呟いているのを愛でてきたので、無情に捨ててしまうことは普通できません。
ここに猛者たちがいて、コンブチャの成分がナタ・デ・ココに大変近いために、食べてしまうのだそうです。あとはハンドミキサーなどで粉砕して、スムージーに入れるなど。
この前 こわごわ食べてみましたが、発酵が進みすぎていて酸っぱかったので、ちょっと私には無理でした。

短歌の話からどんどんずれていきますが、もともとワーハイから取り寄せたこの種菌、5cm四方ぐらいの小さなパックに入っていて、目に見えないぐらいでした。
それがここまで大きゅうなって・・のう・・・。
もちろん、きのこだって野菜だって、なんだってお店で買って、毎日情け容赦もなく切って食べているのに、なんだってコンブチャだけは可哀想で食べられないのでしょう。(私の場合は可哀想とすっぱいと二つの理由)

ちなみに、自家製ヨーグルトも、コンブチャも、作っているうちにいろいろな要素(まあ、雑菌的な?)が加わってきて、どんどん出発点から違うものになっていく可能性もあるそうです。

私はどうしたらいいのでしょう。
それで、

増えすぎたコンブチャどうする知恵袋

という問いを発したわけです。
ちょっと字余りになりましたが。

知恵袋短歌が一つできるたびに、きちんと記録しておけばよかったのですが、
それをしてこなかったため、
(あ、また詠んじゃったよ)
と何度も思っていたのに、あまり覚えていません。

玉ねぎの大量消費知恵袋

これは今思い出しました。
名古屋にいた時、農家の人からたくさん玉ねぎをもらったときに詠みました。

短歌は季語も必要ないそうですし、皆さんもご一緒にいかがですか?
noteで知恵袋短歌コンクールとかやります?





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ガラパゴス諸島から来た日本語教師 tamadoca
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