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さよなら朝日新聞

30年以上購読していた朝日新聞を今日で止めることにした。
第一の理由は明日から購読料が4900円になることだ。2年前の7月に4400円に値上げしたがその頃から内容など多くの点で悪くなっていった。

・夕刊は必要か?
ここ1年ほど夕刊は見出しだけを見て終わりということが多くなった。大半のニュースはネットですでに読んだような内容ばかりだしコラムなど他の記事も読もうという気が起きないものばかり。記事と記事の間に微妙な空白があり全体での記事量を減らそうという感じもする。
特に感じるのは朝刊が休みの夕刊。スポーツ欄は朝刊がないので夕刊に掲載するがプロ野球の結果はスコアと多少の記事のみで打順や投手の記録がないので詳細が分かりにくい。
以前はあったがそれらは翌日の朝刊に改めて掲載と賞味期限切れ過ぎる。

紙面の量も1週間で違っている。
何時からこうなったのか分からないが
月曜ー木曜 10枚
金曜 12枚
土曜 8枚
一番少ない土曜は内容も乏しく3分もかからず読み終えることが多く「金を出して読むものか?」と感じることもしばしばだ。
東海3県は明日から夕刊は休止。(廃止といっていいだろう)
理由は朝刊のみの購読者が多いからということだがこの内容なら仕方がない。購読者自体が全国的に減っているだけに配達、作成、印刷などの制作・人件費削減をしていけば各地で夕刊廃止は広がっていくに違いない。

・明日から紙面内容変更というが
明日から文字が大きくなるということを値上げ発表後アピールしているが購読者の多くが高齢者ということでの対策か。
しかし文字が大きくなれば記事量は減る。夕刊のように記事間に余裕を持たせたレイアウトにすれば尚更記事は減るだけにその辺のマイナス点をどういう形で補うかが注目だ。
値上げの理由のひとつである原材料の高騰は新聞以外でも多く発生しているがこの対策ということか朝刊では色々と目につく点がある。
月1回別紙のグローブ。以前は朝刊と別になっていたが最近は紙面に間に入っていることが多くなった。後で読もうと朝刊から抜こうとすると本誌とつながっている。
新聞は印刷するときにカラーの面はカラーのみで印刷する。
グローブの写真はカラー。カラーの広告を対面にするために紙面のなかに入れているのだろう。
さらに酷いのはテレビ欄の前に全面広告を入れることが何度かあった。15段のカラーというだけでも結構な掲載料だがテレビ欄の位置ともなればさらにかなりのプラスになる。広告主の希望か分からないが読む方としてはよく見るテレビ欄の前に広告があるのは煩わしい限りだ。
もう一つの別紙であるbeは土曜に付いてくるが昨日は祝日ということでなし。
最近このパターンが多く12枚が無くなれば多くの点でコスト削減となるが読者としては祝日だからという理由でなしというのは納得がいかないだろう。
beには沢木耕太郎氏の小説が連載されていて今や朝日新聞で唯一の楽しみというところだが週1回のうえ休みで間隔が長すぎて内容が把握しにくい。読めなくなるのは残念だがいずれ本として出版されるだろうからその時に落ち着いて読めばいいと納得した。

beとGLOBE。
GLOBEは以前は月複数回だったが現在は月1回。

 天声人語が試験に使われるなど数々の名声がある朝日新聞だがその地位にいつまでいられるだろうか。
今はネットで多くの事がすぐ分かるうえにお金もそれほどかからない。朝と夕方の2回、時間的に遅いニュースに対してお金を出す人がいつまでいるかということを考えて紙面づくりをしていかないと新聞自体が過去のものになる日も近いだろう。
すぐには無理とはいえお金を出しても読む価値のあるものを
作って欲しいものだ。



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