【第2回】コーチの第1歩~言葉は人生そのもの~
コーチの言葉
コーチは影響力を行使して、クライアントに変容をうながします。
その影響力は、コーチから発せられる「言葉」から生まれます。
そのため、コーチの言葉の使い方はとても大切です。
わたし自身がそれをクライアントとして体験したのでよくわかります。
コーチは、つねにクライアントであるわたしに興味・関心をもって、やさしく、そして楽しく受け止めてくれました。
その日はシリアスな問題について相談したいともちかけても、「へぇ~!大変な問題なんだ~!どんな?どんな?」「それで?それで?」とにこやかに聞いてきます。
その後も質問に答えながら、自分が今どんなに危機的な状況かを訴えつづけましたが、コーチはただ楽しそうな表情で、「その状況をポジティブな表現で言い換えるとどうなる?」とのんきなことをきいてきます。
そのとき、わたしはコーチはわたしの状況を理解してくれていない、他人事だから笑っていられるんだと考えました。
それにしても、天然ですか?と思えるポジティブワードの連発に、こちらのどんよりムードぶち壊しだよと内心モヤモヤしていました。
わたしがコーチやその言葉の力に、気づいたのは後になってからです。
ポジティブな言葉・ネガティブな言葉
わたしたちはポジティブな言葉もネガティブな言葉もよく知っていますし、きっとどちらもよく使っていると思います。
ポジティブな言葉:「いいね!」「すごい!」「楽しい!」「うれしい!」「しあわせ~!!」など
ネガティブな言葉:「ダメ!」「嫌い!」「いやだ!」「むかつく~」「~しなければならない」など
なぜコーチは、ネガティブモードのわたしに能天気なほどのポジティブワードシャワーを浴びせつづけたのでしょうか?
その結果、何がうまれるのでしょうか?
それについては有料エリアで、なるほどと思える例とともに、タネあかしをしていきます。
みなさんはポジティブな言葉とネガティブな言葉のもつ力を考えたことあるでしょうか。
ポジティブな言葉もネガティブな言葉もその人個人の感情を表現していることがほとんどです。
大切なのことは、その感情は言葉をつうじて周囲に伝播するということです。
遅刻がなくなった魔法の言葉
とある小学校で遅刻が多いクラスがあったそうです。
先生が何度「遅刻してはダメだよ!」と注意をしても、クラスの遅刻が減ることはありませんでした。
しかし、先生が投げかける言葉を変えたら、たちまちに遅刻がなくなったそうです。
どんな言葉を投げかけたでしょうか?
都会で実践できる農ライフ、読書、ドイツ語、家族などについて「なぜかちょっと気になる」駄文・散文を書いています。お読みいただき、あなたの中に新しい何かが芽生えたら、その芽に水をやるつもりでスキ、コメント、ほんの少しのサポートいただけると嬉しいです。