【農ライフ】ゴールを見失わなければ、道順は変えてもいい(後編)
昨日の続きです。
「お互いの感謝が循環する」とは
地域の方から言われたこの言葉が全身を駆け巡った。
これまで3回の公式訪問の中で、地域の方々や三豊という土地からは多くの学びと刺激を受けてきた。
その中でおぼろげながら見えてきたものを中間プレゼンという形でも発表した。
それを4回目の先週のインスピレーションだけで大きく方向転換しようとしている。
しかし、それは偶然のようで必然だった。
「お互いの感謝」とは何か、「循環」とは何かをそれを考えながら臨むと決めていた4回目。
そこで見えたものは、この町の変わらない魅力であり、人の素晴らしさだった。
夕日の町・三豊
これが三豊にある過去から不変の価値である。
この景色を守り、繋げたいと地域の方がたゆまず地道な努力や活動を続けてきた。
その奮闘によそ者が共感し集まってきた。
そのよそ者にまた地域の方が刺激をもらって、一緒に面白いこと作り上げていった。
そうしてできたのが今の三豊である。
まさにそれは「お互いの感謝」が「循環」してできている。
すでに三豊には夕日以外の魅力や価値がたくさんある。ありすぎるくらいだ。
その状態の三豊に、わたしたちは降り立ったのだ。
ふかふかで栄養たっぷりな土の上のようなものだ。
そこでは何を植えてもきっとまっすぐ育つ。
あとはそこに蒔かれるタネが自分を見失わず、まっすぐ育つことを望みさえすれば。
そんなふかふかな土を作ってくれていたことへの感謝
あたたかく存在を認めてくれたことへの感謝
こちらの興味関心に心をともにして、ヒントを出してくれたことへの感謝
これらの感謝を伝えて、お返しするときが来たのだ。
この時のために、「健全な負債感」という言葉にわたしは出会っていたのだ。
いただいたからにはお返ししないと、循環は始まらない。
わたしの考えるお返し
ここからは今時点で考えている範囲のお返しであってまだ実現したものではない。
だからキーワードだけここに載せたい。
都会で実践できる農ライフ、読書、ドイツ語、家族などについて「なぜかちょっと気になる」駄文・散文を書いています。お読みいただき、あなたの中に新しい何かが芽生えたら、その芽に水をやるつもりでスキ、コメント、ほんの少しのサポートいただけると嬉しいです。