食洗機を洗濯機の上に置いてみた【一人暮らし】
都心の1人暮らしでも食洗機を置きたい!でもキッチンは狭くて無理!ということで洗濯機の上に食洗機を置いてQOLを爆上げした新卒3年目(2020年)の記録です。
ワンルーム・1kだけどタンク式ではない食洗機を置きたいという方の参考になれば幸いです。
生活感が出てお見苦しいので、写真は一部白黒加工しています。また、本来の使い方でない用途もあるので、もし参考にする場合は自己責任でお願いします。
食洗機は生活に必要な家電
唐突ですが、皆さんは自炊していますか?私はしています。しかし、自炊の中で一番嫌いな作業があります。それは、「食器洗い」です。
自炊が好きなのに、食器洗いが嫌いすぎるとどうなるでしょうか。
限界まで皿を溜め込み、シンクいっぱいになって絶望してから1時間気合を入れて洗う。そんな生活になりました。
それどころか、このまま手洗いを続けるくらいなら、いつかはお風呂の浴槽にすべてを投入して丸洗いするのもやぶさかでないレベル感まで行きかけました。
哲学者であるルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインもこう言っています。
なぜそれほどまで食器洗いが嫌いなのか。実家ではフライパンも含めてすべてをビルトイン食洗機に入れて洗っていたため、食器の手洗いの習慣がなかったからだと考えています。
私にとっては、たとえ1人暮らしであっても食洗機は生活に必要な家電です。
食洗機を置く場所がない
食洗機は必要だとわかったのですが、この家に置くには問題がありました。それは、キッチンが狭く食洗機を置けないことです。
当時住んでいた家は、渋谷駅から徒歩数分の地価が高いエリアにありました。そのため、キッチンは狭く、食洗機を置くスペースがありませんでした。ミニシステムキッチンのため、まな板ですら置けません。
そんな中、あるブログを見つけました。
「洗濯機周辺には給水・排水がある。そして上にスペースがある。そこで洗濯機にラックをつけ、そこに食洗機を設置した」という記事で衝撃を受けました。
これなら我が家でも行ける!ということで私も真似してみることにしました。
食洗機と分岐水栓の選定
当時住んでいた家は、洗濯機置場の上に備え付けの棚がありました。そのため、ランドリーラックを設置することなく食洗機を置くスペースがありました。
そこで、物理的に設置が可能な食洗機と分岐水栓を選定しました。
食洗機は、当時タンク式以外で唯一棚に入ったパナソニックの「プチ食洗」というモデルを選びました。信頼のおける国内メーカーの商品を選定できたのは良かったです。
分岐水栓は、パナソニックの純正品を選びました。水栓によって適合する分岐水栓が異なるため選定は意外と大変です。分岐水栓メーカーであるナニワ製作所にて行われている、写真を送ると適合を教えてくれるというサービスを利用しました。
今回は、パナソニック純正の外ネジ単水栓用分岐水栓を取付けられるそうです。
分岐水栓の取付けと食洗機の設置
ネットでポチって無事に届いたので設置をしていきます。
まずは分岐水栓を取付けてみます。
元栓を閉めて、洗濯機を数秒使って水栓から水を抜いてから、外ネジを外します。
分岐水栓を取付け、ネジを締めます。
分岐水栓と食洗機を接続します。
水漏れもなく簡単に取付けられ、食洗機を使い始めることができました! ちなみに、排水ホースは、隣にあるミニキッチンまで伸ばしました。
食洗機の蒸気対策
使い始めてミスに気が付きました。
食洗機の排気口が上についているため、乾燥時の湿気の含んだ温風が木製の棚に当たってしまっていました。
棚は賃貸住宅備え付けのものなので汚損は避けたいです。そこで、蒸気が棚へ当たらないようにする対策をとることにしました。
磁石が付くステンレス板とネオジウム磁石を購入し、磁石を養生テープで棚の裏に貼り付けます。
その後、ステンレス板を磁石にくっつけました。
ちょっとダサいですが、これで棚に蒸気が当たらないようになりました。
排水
無事に食洗機が使えるようになり夢は叶いましたが、1つ夢が叶うとまた不満が出てくるものです。排水ホースが隣のミニキッチンまで伸びていて気になってきてしまいました。
そこで、食洗機の排水を洗濯機の排水と一緒にしてしまおうと考えました。
食洗機の排水が混ざると不衛生なのではと一瞬考えたのですが、シンクの排水を確認すると、意外と綺麗な状態で排水されていました。食洗機にはフィルターがついており異物は流れない上に、洗剤が溶けた約60度の温水で排水されています。
いい商品無いかなーとネットサーフィンしてみたところ、流し排水栓Y型ホースというものを見つけました。元々はダブルシンクキッチン用のようですが、まさしく今回の用途にぴったりです。
本来の用途でないため、かなり無理やりですが、付属の金属バンドを使ってなんとか取り付けることが出来ました。最悪水漏れがあっても防水パンが受けるのでリスクは高くないかと考えました。
金属バンドが洗濯機の可動部分に当たると危険なので、養生テープで保護しました。
また、洗濯機の下に空間を作るために、かさ上げ台も設置しています。
まとめ
無事に洗濯機の給水・排水を活用して食洗機を設置できました。原状復帰を考慮した設置にしては収まり良くでき、満足しています。
食洗機は「新三種の神器」の1つであり、QOLをバク上げできる家電です。せっかくならタンク式ではなく水栓直結の食洗機を使いたいですよね。そんな方の参考になれば幸いです。
なお、この家は退去しており、現在はキッチンに食洗機をおけるスペースを確保できる家に引っ越しました。皆さんも住む家を決めるときは立地だけではなく、食洗機が置けるかどうかをよくチェックしましょう!この記事で伝えたかったのはそこです(?)
おまけ
当時はプチ食洗一択だったのですが、現在はタンク式を含めて選択肢が増えました。パナソニックさんの開発者インタービューが面白かったです。