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よぉきんしゃったばいネ😸💕(_ _)

#お坊さん #猫 #仏教ゆる話 #高学歴ワーキングプア #道草 #赤提灯 #ペットロス #読書 #心身の調律 #水月昭道

【著者略歴】水月昭道(みづき しょうどう)。福岡県生まれ。博士(人間環境学 九州大学)。西本願寺系列寺院住職。立命館大学客員教授。「子どもの道くさ」(東信堂)が '20夏にバズり14年ぶりの復刊増刷。「高学歴ワーキングプア」(光文社新書)、「お寺さん崩壊」(新潮新書)、「他力本願のすすめ」(朝日新書)他。「月刊住職」連載(2017.05〜2021.07)

■ご挨拶

はじめまして。ようこそご訪問くださいました(_ _)

このnoteは、愛猫を失った飼い主が、心に空いた穴を埋めるために、〝愛猫とともに〟始めたものです。

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愛猫ミャアさんに見つめられ嬉しそうな飼い主

愛猫の名は「ミャア」といいます。現在の名前は「美猫院釋三色(びびょういん しゃく さんじき)」。

辛い時、苦しい時、いつも飼い主である僕にそっと寄り添ってくれ、令和元(2019)年9月5日 十五歳をもって 往生の素懐を遂げました。

以下は、在りし日の愛猫です!


娑婆には寿命というものがございます。ですから、「肉体」はどうしたって娑婆の縁が尽きた時に、その温もりを失ってしまいます。

しかし、たとえ「お骨」になろうとも、それで消えて無くなるわけではありません。

目に見えず、触ったりもかないませんが、たとえばお墓の前で手を合わせると、亡き相手からなにがしかのメッセージを受け取ったり、声が聞こえてきたり、と、つまりは確かな繋がりといったものも未だそこには保たれているのです。

愛猫の死をきっけとして、お骨に還った彼女に対して僕は心の中でひたすら話しかけを繰り返すようになりました。無言の場合もたまにありますが、多くはその時々において、「ミャッ」というあのいつもの鳴き声と共に、そっと寄り添ってくる懐かしい姿をリアルに感じるのです。

それは、「頑張るのニャ」とか「応援してるのニャ」といったメッセージのようなものまでも備えていて、いえ……決してはっきりした言葉の形をとってはいないのですが、曖昧模糊でありながら、しかし暖かさと信頼に溢れる柔らかなふわっとした塊となってその度に僕の元に確かに届くのです。

それを受け取る時は決まって心の中にちょっとした寂しさと懐かしさが同時に湧き起こります。その次には、とても安らいだ気持ちが、まるで潮が静かに満ちてくるように僕の心を満たしていきます。波がゆったりとしたリズムで砂浜にザァーッと押し寄せては柔らかい風を残してサーッと引いていくことを繰り返し、胸の中の空洞を埋めていきます。


そうした体験をしながら、ふと思ったのです。


——彼女は、もしかしてどこか別の世界に転生できるのではないだろうか。

そうしたら一体どんな面白いことが起こるだろうか……。



ネット世界への転生という試みを、この時、僕は決意したのです。

だってそうなったら、今よりもっと彼女がハッキリした言葉を発し、なにがしかの(極楽からの)メッセージをもって僕に語りかけてくれるかも……なんて。

それは、もしかしたら、飼い主である僕だけにではなく、同じペットロスの苦しみにあえぐ人たちにとっても少しは役立つかもしれない……。


そんな相談を愛猫にしてみたら、「ミャッ(それって、いいニャア)」という応援を受け取った気がしたのです。

いや、確かに僕はその言葉を、この人(猫)👇から受け取ったのです!


■プロフィール

※近年話題になった出来事を中心に、以下に自己紹介させて頂きます。

※令和二(2020)年夏の出来事。 2006年刊行の「子どもの道くさ」(東信堂)が、読者による一本のツイートをきっかけに、14年の時を経て2020夏に突然バズり、絶版からの復刊、増刷という奇跡に遭遇しました。

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※ベストセラー刊行。 2007年刊行の「高学歴ワーキングプア」(光文社新書)は、その年の大きな話題となり、9刷8万部のベストセラーに!その後、シリーズ化されて、「ホームレス博士」「高学歴女子の貧困」「『高学歴ワーキングプア』からの脱出」と、通底するテーマにはブレなく異なる切り口でそれぞれの本にまとめました。現在、記念すべき第一作目が版元さんサイトにて全文公開されております。下記新聞記事の下に出版社のHPをリンクしておきます。

朝日新聞 2007(平成19)年11月11日,日曜日,読書12面

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※2020年05月最新刊の小ネタ  〔バッタ博士×道くさ博士〕特別対談、が出版社のnoteにて全文公開されています。最新刊にもかかわらず……。

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※心を軽くする一冊を!という思いで全力で取り組んだものが以下。

当時、心の荷物が増えすぎて「何とかしたい」という思いを抱えていた私。読者のなかには、「お坊さんは悩みなど無いんじゃ?」と訝る方もおられるかもしれません……。しかし、

ハッキリ言って、悩みがないお坊さんなどどこにもおりません

ただ、どうすればそれを少しでも軽くできるのか、そのコツみたいなものは習得しているのかな……。その当時の僕は、自分の問題を客観的に捉えそれを解決に導くルートに乗せるためには、いよいよこの辺でアウトプットが必要という考えに至っておりました。

つまり、問題そのものに距離を置いて観察しながら、この際その悩みそのものを咀嚼してしまおうと考えたわけです。そこで、本を書こうという気持ちになりました。一応、類書がないかテェックしましたが、当然ながら100%自分に寄り添ってくれそうな本などというものはあるはずもないわけです。

僕の求めたものは、映画のような本です。つまり、一冊を通して読んだ場合に「読後感がスッキリ」するというもの。仏教の教えや宗派の教義の範囲にとどまらず、哲学や心理学などの知見までを踏まえそれらを自分の世界観の中に咀嚼した、己が心が究極に軽くなる物語を欲していたのです。

結局、自分専用の薬を求めているわけなのでそれは当然でしょうが、そういったものを見つけることができなかったので、「だったらいっそ自分で(自分にとって最高となる一冊を)書いてみるか」という決意を込めて筆を執ったものがこの「他力本願のすすめ」(朝日新書)です。

人の力をあてにするという意味ではなく、自力の範疇では手に負えない出来事に遭遇した時——たとえば新型コロナウイルスに悩まされる今の状況などもそうですが、つまり自力の対極にあるという意味での「他力(つまり余所から勝手にやってくる影響や力)」とそれを位置づけることで、そうしたものとどううまく付き合っていったらいいのかを考える書です。現在、SNSでじわじわコアなファンが増えております。深く感謝申し上げます(_ _)。ご感想は、下の方にリンクしております。

※上の値段の違いは、デジタル版と紙版の差です。なお、紙版は現在、中古本価格が表示されております。


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