11歳シーズー 闘病備忘録③
2009年にお迎えしたシーズーは、二代目シーズーとして長年にわたり家族のアイドルで、癒しだった。正直、先代よりもお顔の造形は勝っていて、ぬいぐるみのようだった。ただ、先代が吠えもせず、悪さもそうしなかったのに比べて、二代目は、無駄吠えやごみを漁ったり、食糞をしたりと、問題行動も多かった。私はいちいち厳しく叱ったため、私にはまったくといっていいほど心を許しておらず、懐かなかった。
弱って、皮下脂肪が落ちて、頭骨の形が薄い皮膚ごしに透けて見えるような、貧相になった頭を撫でながら