03.選択の背景とその先
気持ちの良い秋晴れ。
ずっとどんよりな日が続いていたのに、待ち構えてたかのように週末だけ晴天。
お天道様から「外に出ておいで!」と言われているような天気でした。
この日曜日、10㎞マラソンに参加してきました。
ダイエット目的でランニングをするにあたり、分かりやすい目標として参加を決めたマラソン大会。
実は、6月に初めての大会に参加したのですが、参加後約3ヶ月間1㎞も走らず、
「こりゃいかん!」と思い、勢いでエントリーしたのが今回の大会でした。
秋はマラソンシーズンのようで、何気に先週も過去の自分がエントリーした大会で10㎞の田舎道を走っていました。
「前も走れたし大丈夫だろう!」とほぼ練習せずに挑んだ先週の大会は、
死ぬほど嫌いだった部活の練習メニュー(高校バスケ部時代のランメニュー)を思い出す位には辛くて、
走り終えたら次の大会のキャンセル手続きをしようとさえ考えていました。
ただこの秋晴れに背中を押されて、いつの間にかやる気スイッチはオンの状態。
気づけばウエアを着て会場に向かい、今か今かとスタートのピストル音を待っている自分がいました。
走りながら「なんて私は単純なのだろう。あれだけ辛い思いをしたのに、なぜまた同じことを繰り返しているの?」と疑問が湧いてました。
完走後のご褒美(ご飯・温泉等)が最高だったから?
走れたことに自信を持ったから?
誰かに褒められたから?
恐らく理由は1つではないでしょうし、いろいろな要素が組み合わさってこの決断に至ったのだと思います。
「参加するorしない」といった目の前の1つの決断、他にも「買うor買わない」「進むor止まるor戻るの」等、本当に様々なありますが、
過去の選択の全てが"今"と繋がっていて、"これから"とも繋がっていくと思うと、
目の前の選択が、尊くて、愛しくて、もどかしく感じられます。
かといって、何が正解なのかは到底分かりません。
でもその選択によって、未来を生きる私と過去に生きた私、何より今を生きる私が、
少しでも良かったと感じられたら嬉しく思います。
色んな時間軸の私の幸せを願いながら、
これから歩んでいく道を丁寧に決めていきたいと思った夜でした。
(身体は疲れているのに、アドレナリンが出て寝付けません。お出かけした日に夜泣きする赤ちゃんと一緒なんですかね。歳を重ねても基本は同じ生き物みたいです。)