見た目で何が分かるというのか
キノコです。
新緑の季節ですね。何色が好き?と聞かれたら、黄色!と即答してしまうのですが、緑色も好きです。あとオレンジとピンクと水色も好きです。色に執着がある人は異常な率が高い、などとも言われていますが、大丈夫なのでしょうか。さておき、好きな辞典に色の名前507というものがあり、名前と色の組み合わせを見ているだけでも楽しいですね。その昔FELISSIMOという通販会社が500色の色鉛筆というのをやっていましたが(まだやってますね)、あれもネーミングが非常に面白かったです。色というのは心理的な効果や影響も研究されており、人間の判断にも作用があるようですが、まあどうなんでしょうね。色弱ですし、私。特に青と緑と青緑系の区別がつかないです。
すっかり初夏の陽気で、安定的に外気温が20℃を超えてくるとオフィスの室温は24~26℃くらいになってくるため、5月を前に短パンシフトをしました。短パンにTシャツというのがトレードマークになっているわけですが、Tシャツに書かれているメッセージをいじってくれる人はごく少数なので非常にさみしいです。まあ雑にいじられると嫌なのでよいのですが。メッセージには触れてくれないくせに、どこで買ってるんですか、とか、どういうふうに選んでるんですか、というのは割とセンシティブな話題なのでは、と思いつつ、キノコが無害そうに見えるのかよく聞かれます。逆にですよ、キノコが、その服どこで買うんですか?って半笑いで聞いたとしたらみなさんけっこうイラッとすると思うんですよね。自分がされてイラッとすることを人にするのはやめましょう。ちゃんと文字を読んでください、という話ですよね。
さて、本日の話題は見た目の話です。少し前に、人は見た目が9割、という本がヒットしました。服装のマナーの本も、メイク美容系の本も雑誌も実にたくさんあります。見た目が重要というのはまあその通りですよねと思うのですが、例えば見た目に含まれるのは顔や髪型だけではなく、ボディランゲージ、姿勢、先述した服装などがあります。特に姿勢を含むボディランゲージというのは面白くて、表情筋の微細な動きは言語化される前、本人が自覚する前に感情の動きを表すと言われています。それをテーマにした、Lie to meというドラマがありましたが、人間は自分で思うよりもずっと多くのメッセージを目線や口角や眉根のあげさげ、首のこわばりなどで伝えているわけです。話を聞く際に腕を組むというのも防御の姿勢だと言われています。(まあこの辺の行動科学的な話にどこまで信頼性があるのかというのはまた別の話ですが、面白いことを否定するほどではないのかなと思います。)さて、Lie to meというドラマの主人公ライトマン博士は、1秒以下のほんの一瞬に表れるマイクロエクスプレッションを読み、その人が嘘をついているか否か、あるいは、怒ってませんけど??といった言葉と異なる感情の表出を汲み取り、巧みに真実を突き止めていくわけです。みなさんも自覚があるのではないでしょうか、眉間にシワを寄せてしまったり、思わず口角の片側だけ上げてしまったり、人の話を聞く際に目を細めてしまったり。そういうのは意外と見られているらしいので注意しましょう。したくてもできないらしいですが。
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