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バイブルメッセージ

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2022年7月の記事一覧

主の山に備えあり

「主の山に備えあり」という言葉があります。 アドナイ・エレは、「主は備えてくださる」という意味です。 アブラハムがこの地名を付けたのは、人生最大の試練を味わった時のことでした。 アブラハムの試練アブラハムは神から、息子のイサクを「わたしが示す山で」いけにえとして捧げなさいと言われました。それはアブラハムにとって、どれほど辛いことだったでしょう。 しかし、主の示された場所に来て、アブラハムがイサクを手に掛けようとしたその時、天使に止められて、それは信仰のテストであったこ

嵐の中の平安

今日は海の日ですね。あらためて、日本にとって海がどれだけ大切なものかを考えさせられます。 福音書には海についての記述が多くありますが、そのほとんどは湖、特にガリラヤ湖のことです。 日本では琵琶湖がかつて淡海(淡水の海のこと)と呼ばれたように、ガリラヤ湖も当時はガリラヤの海などと呼ばれていたのです。 ガリラヤ湖は地中海の海面より200メートル以上低い峡谷にあるため、しばしば激しい突風が発生して荒れます。 弟子たちがそんな嵐に遭遇した時のことが、福音書に記されており、そこ

心の平安を失った時に思い出したい聖書の言葉

人生に困難はつきものであり、なかなか計算通りに行かないものです。 心は安心と平安を求めていても、人間関係、将来への不安、ストレス、孤独、失敗への恐れ、など、さまざまなことで思い煩い、悩み苦しんで、心の平静を失ってしまうことがあります。 そんな時に思い出したいのは、神は「愛と平和の神」であること(2コリント13:11)、そして人間は心の平和がないまま苦しみながら生きるように創造されたわけではないということです。 神やキリストが与える平安・平和について、聖書に多く書かれてい

浮いて待て!

今年は梅雨明けが早く、すでに暑い日が続いていますが、この時期に気をつけたいのが、水の事故です。 ライフジャケットを着用し、水辺では子どもから目を離さないなどして、事故を予防すべきなのはもちろんですが、それでも思いがけず川に落ちたり、波にさらわれたりすることもあります。 そういった予期せぬ事故は、水着姿ではなく普通の服を着たままであることが多いので、泳いで助かるのも難しくなります。 そんな状況で勧められているのが、救助が来るまで「浮いて待て」だそうです。 興味があって調