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色気ってなんぞや

色気というものは永遠のテーマである。
凄まじく主観的な表現であり数値やサイズで測ることができず、たいがい「色気って何?」という議題では

Aさんは色気ないよね。
Bさんは最近色気を感じる。

みたいに、人で例えるケースが多い。非常にファジーだ。あとさりげに酷い。

色気があるとどうなるのか?
異性に関心を持たれやすくなるというのはあるだろう。だが、色気がある人というのは大抵同性も惹きつける。

では、色気の例として
女性の容姿などで表すとどうだろう。


・胸元がパックリ開いたシャツを着ている
( ͡° ͜ʖ ͡°)うーん…

ドキっとはするかもしれないが、どこか「どう?セクシーダイナマイトなワ・タ・シ…うっふん。」という狙った感が分かりやすすぎて、色気では無い気がする。「ハンバーグ400g,1200円ライス大盛り無料」な感じで、もちろん嫌いではないが。


・とんび座りをしている時に見えるくるぶし
( ゚д゚)ハッ

これは色気がある。こち亀の大原部長が言っていたので間違いない。(両さんに「趣味がオヤジすぎる。」とドン引きされていたが、私は大原部長を全力で支援する。)
「熱々の焼きなすに、おろし生姜と少しばかりの醤油をたらす。」ような趣きを感じる。



例を女性としたのは、私が男性だからである。
男性は男性の色気を感知しにくい。
しかし、男性であるからには男性の色気についても考察していく必要があるだろう。

パーマロン毛に髭?というような、いかにもセクシーに愛されていそうなビジュアルは勿論色気があるのかもしれないが、それはあくまで表面的なものだ。本質ではない。

筋肉か?と言えば、実はあまり関係ないように思う。私的にはどちらかといえば、絞れたウエストやシャープなフェイスラインなどに色気を感じる。マッチョである必要性はあまり無いように思う。


どうやらロン毛やマッチョでなくとも、色気を漂わせることは可能なようだ。



所作で言うとどうだろう。

個人的に、せかせかしている人や慌てている人には色気を感じたことはない。

ゆったりとした所作に色気を感じる。
では、リラックスしていればいいのか?


リラックス。かなり核心に近い気はする。
だらしないのはダメであるが、整った中にある少しばかりの抜け感は良い。


( ゚д゚)ハッ


まさに王道のネクタイを緩める仕草じゃないか…!!!
まるで「パリッパリのおこげに五目あんかけを掛ける。」ような崩し芸。そんなロジックを秘めていたのか。


よくよく考えれば、上記の「とんびくるぶし」も抜け感による色気である。
つまり「見せるつもりはないが、見えちゃった。」に人は色気を感じるのではないだろうか。

経験豊富な男性は色気がある。女性もだ。
若手のような「こっちを見ろォオォオオオオオ!!!」が無い。とは言え、枯れすぎてもいない。若手時代から持つギラギラした煌めきを秘めておくことが出来るのだ。

普段はリラックスして主張したりはしない。むしろ冗談めかして茶化している。だが、ふとした時。その煌めきが姿を現すのだ。
そして彼らはその見え方が一番色っぽいということを知っている。いわば「急がば回れ」なのだ。
なんて…いやらしい…犯罪だ。


それが確信犯であると気付かされた時、人は色気を感じるのかもしれない。


ちなみに一番色気がないのは、こういう事を他人に言うことである。
私が失ったものはあまりにも大きい。

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