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【アメリカ】そこには、私の知らない地球があった〜イエローストーン国立公園への旅・後編〜

皆さん、こんにちは。ばたこです。

イエローストーン国立公園の旅の後編です。
前編はこちら↓

イエローストーン国立公園の旅、2日目を紹介していきます♩
ばたこと一緒に私たちの地球を感じに行きましょう!


国立公園の朝

宿泊は公園内にある『Canyon Lodge & Cabins』
ほぼ電波も入らず、意図せずデジタルデトックスになりました

朝イチは、観光客も少なく、動物も活発ということで朝早くから行動を開始しましたが…すごい靄(もや)でした。景色は期待できないかなと思いつつ、晴れると信じてとりあえず出発です。

2日目は、宿泊地キャニオンブリッジからオールド・フェイスフル・カイザーベイシンまで、ロウワー・ループを時計回りに回ります。

動画はジャパンリロケーション様よりお借りしました

グランドキャニオン・オブ・ザ・イエローストーン

イエローストーンにあるグランドキャニオンも圧巻!
アッパーフォールズとロウワーフォールズの2つの滝と壮大な渓谷を楽しめるエリアです。特にロウワーフォールズは、落差308ft(約94m)でナイアガラの滝の2倍もの高さ!これは期待できます。

このエリアには、さまざまな角度から2つの滝と渓谷が楽しめるように展望台やトレイルがいくつもあります。

アッパーフォールズ (Brink of the Upper Falls)

アッパーフォールズをすぐ間近から見ることができる展望台。ロウワーフォールズより高さはないものの、すぐそばで見る滝は圧巻!

もやと相まって幻想的な雰囲気
覗くとすぐ下に滝壺
水しぶきと音でとても涼しげ(寒いくらい)

アーティスト・ポイント

アーティスト・ポイントは、壮大な渓谷とロウワーフォールズを一緒に見ることができる展望台です。

到着した時は、靄(もや)で先まで見えず…かろうじて渓谷とイエローストーン・リバーが見えています。

先までほぼ見えず…

しかし、山ってすごい。ここから数十分後には…

もやが晴れていき、渓谷の全貌が見えてきました!そして、さっきまで見えていなかったロウワーフォールズが現れました。
到着した時には滝がある場所すら分からなかったので、だんだんと見えくるところがとても神秘的でした。思った以上の奥行き、高さがあり、ばたこ的にはここが1番感動的で、地球を感じたところでした。

これは、滝とは逆側の景色。

渓谷は黄色とピンク、赤の色合いの絶壁でなのですが、これは岩の中に含まれる鉄分が酸化してできた、自然な色です。
この黄色の絶壁こそ、「イエローストーン」の名前の由来になったそうです。

剥き出しの絶壁に力強く生える木
生命を感じます

バイソン渋滞発生

イエローストーン国立公園内では、たくさんの野生動物に出会うことができます。動物たちの保護、安全の観点から、熊とオオカミは100ヤード(約91m)、その他の動物たちは25ヤード(約23m)以上の距離をとるルールがあります。

遠くに見えるのはシカかな

道路を進んでいると、路肩に停められた車と、同じ方向を見る観光客の皆さんによく出会います。これが、何か動物がいる合図!私たちも車を止めて見に行きます。

通りすがりの車から、「何が見えているの?」と話しかけられることもよくありました。

こちらに走ってくる3人組はオオカミを見に向かっています
オオカミを見れるのはレアだそう!
肉眼では見えなかった…

みんなが遠くを探す中、すぐ下を見るとバイソンが近づいてきていました!
ここで夢だった、動物の第一発見者に!

「バイソンがいるぞ〜!」

私の一声でみんなが集まってきて、謎の喜びを感じるばたこ笑

この後、このバイソンが右車線を優雅に歩き…バイソン渋滞に。いつもならイライラしてしまう渋滞も、バイソン渋滞はちょっと嬉しい。

車が来ようが気にしません
数百メートル歩いて道端で休憩
のんきだな〜

ヘイデン・バレー

ヘイデン・バレーは、イエローストーン内で最も野生動物を見ることができる大草原地帯です。この日はバイソンの群れがいました。

寝ているバイソンもいれば、水辺で遊ぶバイソンもいて、観察していると面白いです。初めて見たバイソン、大きな体に小さなお顔が愛らしかったです。

数百匹のバイソン
バイソンが小さく見える壮大な草原
果てしない草原

ウエストサム

手のひらの形をしたイエローストーン湖の親指にあたる場所にあるため、「ウエストサム(西の親指)」と言われています。温泉が密集するエリアで、場所によっては湖の中から温泉が沸いているところもあります。

もちろん触れられませんが、気持ちよさそう?
Black Pool:ブラックプール
名前はブラックですが、澄んだ青色の温泉です
地底まで見えていますが、これで数mあります
Abyss Pool:アビスプール
ブラックプールより一回り小さな温泉ですが
奥の洞穴は深そう

オールド・フェイスフル・ガイザー

ここが世界的に有名な間欠泉で、グランド・プリズマティック・スプリングと並ぶ、イエローストーンのシンボルです。

約90分毎に、約1万4000〜3万2000ℓの熱水を30〜50mもの高さにまで吹き上げていることから「フェイスフル=忠実な」という名前が付いたそうです。噴出予測時間は、Visiter Centerでその都度アナウンスされ、誤差10分!この時間を確認した上で、周辺のトレイルや休憩をすると良いです。

レンジャーが解説をしてくれています
時間が近づくと周りには観光客が集まってきました

レンジャー曰く、噴出量は予測できないのですが、小さく終わった回は次の回の噴出が大きいんだとか。そして今回は…

残念ながら小さい回でした…
小さいと言っても10mくらいの噴出でした。それでも圧巻の噴出です。

オールド・フェイスフル・イン

オールド・フェイスフル・カイザーのそばにあるこちらのロッジは、世界最大級のロッジだとか。1904年に開業されてから120年経った今でも現役のホテルです。泊まる人以外も利用できるため、休憩などにもぴったりです。

右側の時計は巨大な煙突
4階まで吹き抜けで思わず見上げてしまいます
ロビーも賑わっています
2階〜は休憩用のチェアがいっぱい設置されています
テラスからも噴出を見ることができます
(ちょっと反射しています)
一つ前が小さかったので、今回はやはり大噴出!

アッパー・ガイザー・ベイスン

オールド・フェイスフル・ガイザーの周辺にあるトレイルは、見どころ満載のトレイルで歩くと約1時間半以上はかかりました。

一つひとつの温泉には名前が付いていて、その名前の理由を考えながら見るのも楽しみ方の一つです。

絵本にでも出てきそうな綺麗な小川と森
これはHEART SPRING:ハート スプリング
もちろんこの形から名付けられているはず!
CHINESE SPRING : チャイニーズ スプリング
中華系の方がたくさん写真を撮っていました
名前の由来は謎

モーニング・グローリー・プール

池の青色が朝顔に似ていることから、名付けられたこの間欠泉。美しさはイエローストーンイチです。この鮮やかな黄色と深い青、引き込まれてしまいそうな美しさで、とても感動しました。

地面とほぼ平面なのが不思議

水面が綺麗すぎて、太陽を反射して美しい。暑くてこの場所までのトレイルはきつかったのですが、疲れを忘れるくらい素敵な場所でした。イエローストーンに来たら、必ず訪れてもらいたい場所です。

あとがき:地球を感じたイエローストーン

2日間、駆け足で見てまわったイエローストーン国立公園。何度も感じたことは、「ここって、私の生きてる地球だよね?!」ということ。違う惑星にきたのではないかと思うような、壮大な自然に、見たことのない色の温泉。知らない地球の姿がここにはありました。

数百年もの間ずっと活動し続けている火山エリアや、その活動によって姿を変え続けているエリアなど、地球って生きているんだなと改めて感じられ、大地からエネルギーをもらえるような素敵な場所でした。

ちょっぴりへんぴな場所にありますが、訪れてほしい。きっと、あなたもまだ知らない地球に出会えるはずだから。

***

イエローストーン国立公園の後に立ち寄った、グランドティトン国立公園についても投稿しています。こちらの公園は、本当に美しかった。もしよろしければ、一緒にご覧ください♩

ばたこ

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