熱の日
発熱続き
微熱とちゃんと熱 の境目を4日間繰り返していた
毎月のことなのでいつものことか~と思いながら
バイトにごめんなさいの連絡をする
何もすることができず、ただただ寝るだけの生活
外に出ることもなく、部屋に閉じ籠る
音楽を聴く気にもなれず、何十回も聴いた好きなラジオをかけながらまた眠りにつく
普段見返さない動画を見返したり、普段考えないようにしていることを考えすぎてしまったり、また自分が今日も生きてることを感じて落ち込んでしまったり、過去のストーリーを見返しながら寝落ちする
夢の中には家族と、親戚と友だちがでてきた
嬉しくてただそれだけがよくて、ずっと夢の中にいたいと思った
熱のせいで暑くて目が覚めて、自分が1人でいることに気がついてもう一度眠りにつく
生きている心地があまりしなくて、生活がうまく回らないのは多分あの子がいないからなんだけど
もういなくても私は私でやっていけることに薄々気づいている
面白いから好きだったあの子はどこかにいってただの平凡な年上のお兄さんになってしまった
貸してたお金も戻ってこないのも元から気づいていたけれどそれが何か別のものに化けて戻ってくることもなさそうなほどだ
私の生活を1年間回し続けたのはあの子のおかげだった ずっとそうであってほしかったけれど
友だちに名前を呼ばれた時、会話の途中で私の名前が出てきた時 私はここに存在しているんだなー、この子の目にちゃんと私が映ってるんだなー、今ここで生きてるんだなーと実感する
それでしか実感することができないけれど、1番輝いてて何にも変えられない気持ちよくてあったかい瞬間だ