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ストリートマサラクラブ

夏になると毎日のように様々なところで祭りが催されている。リズミカルな太鼓の音に吸い込 まれていくようにみんなが群がっていく。そして醤油やソースが焼かれている匂い。美味しい食べ ものや飲みものが溢れている。

夕暮れ時に炭火で焼かれたとうもろこし。道端で買ったグアバ、味付けされたジャガイモにひ よこ豆の衣を付け辛いソースと甘いソースをかけてちぎりパンで挟んで食べるワダ・パウ。どれも インドで出会った美味しいストリートフードである。そしてどれもチャートマサラという酸味と香 ばしさ、塩味、辛みが一緒になった最高のスパイスミックスが使われている。

タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシアなどの東南アジア。メキシコ、ペルー、アルゼンチ ン。台湾、韓国、香港に上海。レバノン、トルコ、モロッコにエジプト。イギリスやドイツにも。 アフリカの様々な国にも。どこに行っても美味しいストリートフードで溢れている。そしてスパイ スがよく使われているところは美味しいストリートフードが多いような気がする。

そんな世界中に溢れている美味しいストリートフードを楽しめる会があったら楽しいだろうな と思い、作ってみたのが「ストリートマサラクラブ」
旅好き、料理好きの人々が集い、それぞれが出会ったストリートフードを作っていく。旅の思 い出や故郷の記憶を語っていくかのように料理し、それらを振る舞う。スパイス、マサラで世界 が繋がっていくように、ストリートでも世界は繋がっている。美味しい料理は人々を楽しませ、 その場所にいったことがあるかのような気持ちにもさせてくれる。

ストリートマサラクラブ。インドのストリートフード、屋台料理を作っていく。ムンバイ、コル カタ、チェンナイ、スーラット、デリー、バンガロール、ハイデラバード、アムリットサル。どこ にいっても美味しい料理に出会うことができる。そしてそれがスリランカ、バングラデシュ、ア フリカ、中東、ヨーロッパにアメリカと世界中に広がっていく。

キッチンでそれらが調理され、食べられるとなるとワクワクが止まらなくなる。そしてそれを みんなに食べてもらいたくなる。ストリートマサラクラブを何度か開催していくときっとビッグ ストリートマサラクラブなんてお祭りみたいになって世界中のスパイシーなストリートフードが食 べられることができるようになるのであろう。

世界中の音楽と世界中のストリートフード。

ストリートマサラクラブはきっと美味しく、楽しく、ワクワクさせるクラブになっていくので あろう。
 

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