アダルトチルドレン

人から見たらのんびりしてるように見えるかもしれないけど、37歳にして初めて「不妊治療」というものが何なのか知りました。恐ろしい世界ですね。結局はそのストレスのせいで妊娠しにくくなっていた、というケースも多いとか。

初めていろいろ調べてみて、女として自分の体のこと、体調のことがすごく勉強になりました。中国人の女友達はみんなインドでもタイでも冷たく冷えた飲み物を拒否していましたが、母親が責任をもって教えるらしいです。私は10代なんて体をめちゃめちゃに冷やしてました。

体調管理がちゃんとできてないと、女性はイライラしたり精神的にも辛くなります。私の場合、滅多にないけど、いったん気持ちが不安定になると底の底までどんどん落ちてしまうことがまだたまにあります。

子どもができたらこれはマズいなーと思って、「アダルトチルドレン」について調べてみた。でも最初に読んだ本が悲惨なケースばかり取り上げていて、読むのが辛くて途中で読めなくなった。そうそう、こういう心理学の本、10代の頃もけっこう読んだなー。読んで明るい気持ちになれるのは、河合隼雄さんの本くらいだったかも。

悲惨なケースばかりじゃなくて、私みたいにマイルドにアダルトチルドレンな人は世の中にいっぱいいると思う。自殺した人とかを引き合いに出されても困る。本を置いて一日経って落ち着いてから考えてみた。やっぱり、私も夫もそれぞれアダルトチルドレンだなー

だけど、だからこそ、実に奇妙で飽きない関係ができているのかもしれない。本ではアダルトチルドレン同士が一目惚れするケースも取り上げていたけど、私は自分の男の選び方の悪さに気づいていて、ぜんぜん一目惚れしなかったルパをあえて選んだ。それが良かったのかもしれない。

本に書いてあったことは大体経験から知っていたことばかりだったので、自分の感覚を信じていいし、これまでも自分で自分を癒してきたのだと思う。受けた傷を何度も追体験してしまうので、完全に癒すことは難しいかもしれないけど、私と夫の場合、「かみ合わない / 変にかみ合っているアダルトチルドレン」同士、最後は笑って終われそう。

なんというか、夫は私の母親役を務め、私は夫の母親役を務めているのだけど、そのどちらか一方ではない循環がいいのかも。こういうことを改めて見直して整理できてよかった。

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